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CXのすゝめ

今週末はアメリカでシクロクロスの全米選手権があります。
場所はケンタッキー州のルイビル。

コースは2013年に世界選が行われた公園からほど近い別の公園。

レースに先立ってコース下見の映像が公開されました。

(1)コース
序盤: スタート後は幅員の広い直線路で足があれば後ろからでも上がりやすい走路

中盤: オフ・キャンバー(斜面)の箇所が連続しテクニックと脚力を必要とされる。

後半: フィニッシュ直前にはスキルと度胸がある選手ならジャンプでクリアできるシケインがある。

 

もし勝負が最後までもつれ込んだら、ここを上手くクリアした選手が勝つでしょう。

 

 

(2)シクロクロスのすゝめ

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シクロクロスは、自転車レースに必要な要素が凝縮されています。

 

シクロクロスに取り組むメリット

・1h高強度で走れる脚力

・悪天候や低温に適応する能力

・テクニックと度胸がつく

・苦しさがトラウマになりにくい

 

 ひと冬CXレースに取り組めば、春先悪天候のロードレースに出る時に「自分にとってはこの天候は有利だ」とさえ思えると思います。

また落車を避けるテクニック、度胸勝負で突っ込むべきか(その方が安全な場合もある)、それとも慎重にハンドリングすべきかの判断能力も向上します。

落車しても路面が柔らかいためにケガが少ないし、非常に強度が高いにも関わらずオフロードを走るのが楽しいために苦しさがトラウマになりにくいのもロード選手にお勧めの理由です。

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(3)シクロクロス用語
国によってシクロクロス用語は若干異なります。
英語の場合は下記の用語を覚えておくと便利です。

・Cyclo-cross シクロクロス→ 英語 Cycle-cross (サイクルクロス)
・シケイン →英語 obstacle(オブスタクル=障害)もしくはPlank(プランク=板)
・ゼッケン →英語 race number(レースナンバー)もしくはbib number(ビブナンバー)

今からレースが楽しみです!

 

Peaks Coaching Group – Japan

中田尚志

 

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Peaks Coaching Group 中田さんに聞く、ケイデンス活用法

[Cateye] Peaks Coaching Group 中田さんに聞く、ケイデンス活用法!

 

スピードメーター・ライトの老舗キャットアイ様のウェブサイトでビギナーサイクリストの皆さんに向けて

ケイデンス活用法について書いてみました。

 

主な内容

・ケイデンスって何?

・ケイデンスの目安 登り70-90rpm , 平坦90-100rpmが目安
・どうして90rpmが目安なの?
・ケイデンスをチェックしよう! ケイデンスを最適化する方法

 

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初心者から上級者までケイデンスは自身の走りをチェックするのに手軽で便利な情報です。

是非活用して走りを磨いて下さいね。

 

 

Peaks Coaching Group – Japan

中田尚志

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[トレーニング] ポジションを見直そう! part2

サドルのポジションは水平を基準に角度と高さ、セットバックを調整していくことを先日書きましたが、今日は角度について少し詳しく。

 

(1) サドルの違い
サドルはメーカーやモデルによって千差万別です。
形状はもちろん、長さ・幅・パッドの厚みも違いますし、前後の硬さも違います。また同じサドルでも製造年やロットによって微妙にパッドの厚みが違ったりもします。

最近試したフィジークのアリアンテは比較的アールが強く、レール近くの前後が固く中央部は柔らかい為にハンモックのようにしなるような作りになっています。

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(2)水平が正しいのか?
サドルはまずは水平を基準にと書きましたが、アリアンテのようにあえてしならせることを前提に作ってあるサドルでは水平にセッティングしても座る位置によって角度は変わります。

 

中央部が凹むようにしなるので、後方に座ると少し前下がり、前方に座ると少し前上がりに感じます。

その為、サドル前後の上端を結ぶ線ではなく、自身が一番座る位置で水平を出してから角度を調節したほうがうまくいきます。

アリアンテの場合は、一番良く座るサドル中央を水平になるようにセッティングしています。

 

またセッティングを開始するスタートポジションは水平ですが、しなり具合や座る位置、骨盤の角度、体の柔軟性などによって最適なサドル角度は変わります。

必ずしも水平でないといけないというルールはありません。

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(3)ポジションを合わせるパワーゾーン

ポジションを合わせるのにちょうど良いパワーゾーンはテンポ(76-90% of FTP)です。

ここでしっくりくるようにポジションを合わせましょう。

 

テンポを使う理由はこの領域が一番レースやロングライドで使われるポジションであること。またエンデュランスよりも少しパワーを必要としつつリラックスしていないと長時間維持できないため汎用性が高いポジションであるからです。

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(4)サドルによる違い

私の場合、アリアンテは中央部で測って水平、サンマルコのSLRだと1.2°前下がりになります。

このように使用するサドルによってもポジションを決める場所は変わって行きます。

 

身長・体重・体格・骨盤の大きさ・・・人によってベストなサドルは異なります。

ご自身に合うサドルに出会い、尚且バッチリとポジションを出すためにご参考頂けると幸いです。

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Peaks Coaching Group – Japan

中田尚志

 

セミナーのお知らせ

アベノバ presents 市川雅敏 x Peaks Coaching Group Japan セミナー

いかにして日本初のプロロードマンは誕生したのか?

 

日時: 2018. 11. 17 15:00~

場所: スポーツサイクル プロショップ アベノバ

料金: 7,000円

お申込み: 

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01nb29zvhegp.html

 

 

皆様のご参加をお待ちしております。

 

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01nb29zvhegp.html