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タイムトライアル機材の進化、アワーレコード新記録を達成した技術者ダン・ビグハム

トラックで1時間に何キロ走れるかに挑戦するアワーレコードが2022年8月19日にスイスでダン・ビグハム(英国)が新記録を達成した。

2012年ツール・ド・フランス優勝者、ブラドリー・ウィギンスの記録を1kmも更新したダン、じつは選手ではなくエンジニアというから驚きだ。

今回の記録、機材、そして戦略についてピークス・コーチング・グループの中田尚志さんが解説する。

タイムトライアル機材の進化、アワーレコード新記録を達成した技術者ダン・ビグハム

中田尚志
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[トレーニング] 強くなるタイミングは突然

 
上のグラフはMMP(Mean Maximal Power)=各時間ごとのマックスパワーです。
 
グラフ中、赤く塗りつぶされているのは、ここ一週間でマックスを更新した領域。
 
この選手は20秒前後と10〜20分を軒並み更新しました。
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(1)トレーニングを継続する
トレーニングしている中で、「頑張っているのに中々パワーが上がらないなぁ」と思うことは誰でもあります。
 
でもそこで諦めたり、性急にあれやこれやとやり方を変えるのは良いことではありません。
 
人間のパフォーマンスを大きく変えるのには8−12週間かかります。
 
概ね2-3ヶ月単位でトレーニングを行ない、実行(dose)に対して反応(responce)を見るのが返って近道です。
 
マックスを更新するときはジワジワ上がるのではなく「ポン!」と突如パフォーマンスが上がることが多いです。そこまでは我慢が必要です。
 
夏の暑さもあり、パフォーマンスは上がりにくい時期です。
この選手も「ずっと右肩上がりで来たのに、最近あんまりパワーが上がらない」とお悩みでした。
 
少し休養をとり、そこからは意図的に練習を増減せず淡々と取り組んでいると、20分295Wだったマックスが310Wに上がりました。
 
まさに突然「ポン!」と上がった感じです。
 
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(2)トレーニングを成功させるために
トレーニング成功の秘訣はコンスタント。
1回のビッグライドよりも、何週間もコンスタントにトレーニングすることが、パフォーマンスを上げてくれます。
 
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(3)結果を確認する
トレーニングを熱心にするあまり「強くなっているか?」を確認するサイクリストは意外に多くありません。
 
8−12週間に1回を目処にパワーを確認するのがお勧めです。
 
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クライアント募集!
現在 Peaks Coaching Group Japan では、クライアントを募集中です。
 
パワートレーニングにご興味のある方は是非お問合せください。
 
コーチング詳細
 
Peaks Coaching Group Japan
中田尚志
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[トレーニング] GW明けは休養!

GWに沢山乗り込まれた方も多いのではないでしょうか?
今週は重い体にムチを打って出社されている方も多いと思います。

(1)ハードトレーニングは免疫を落とす
GW明けのオフィスには風邪を引いている人も多く、乗り込みを行ったライダーはうつされないように特に気をつける必要があります。
ハードトレーニングは免疫を落とすため風邪がうつりやすいからです。

(2)トレーニングを管理する
写真はPMC(パフォーマンス・マネージメント・チャート)。TSSをベースにトレーニング量を管理できる便利な表です。
CTL: 過去42日のTSSの平均値
ATL: 過去7日間のTSSの平均値
TSB: CTL-ATL=TSB 今日のコンディション

(3)CTLは週あたり+10が限度
トレーニング履歴や年齢によりますが、トレーニングをコントロールするときの目安は週に上げるCTL。
週にプラス10だと要注意。 それが2週間連続だと黄色信号です。
一旦休養を入れて回復させる必要があります。

例: 2週間の間にCTLが50→70tss/dになった。→黄色信号!

(4)ではどれぐらい休めば良いの?
休養の目安はTSBがゼロ以上になるまで。
写真のライダーだと5/13(金)ぐらいまではおとなしくしておく必要があります。

(5)GWの乗り込みを強化につなげる
人間の体は負荷をかけているときではなく、休んでいる時に強くなります。
しっかりと休んでGWの乗り込みを実りあるものにしましょう!

Peaks Coaching Group Japan
中田尚志