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[レース] アメリカの先輩と後輩の関係

意外に思われるかもしれませんが、アメリカの自転車界は先輩・後輩の関係が結構あります。

 

文化的に初心者にアドバイスすることが良しとされているし、アメリカでも自転車はマイナースポーツなので、入ってきた若手をみんなで育てようという機運があるからです。

 

写真は2010年に撮影されたもの。

左がMTBのレジェンド・ジェレマイア・ビショップ、右がベン・キング(ディメンション・データ)です。

 

ジェレマイアは長きにわたってパワートレーニング・バイブルの著者でPeaks Coaching Groupハンター・アレンのコーチングを受けた選手で、マイクロバースト(15秒ON / 15秒OFFの繰り返しインターバル)は彼とハンターによって作られたものです。

そのジェレマイアも後輩の育成に情熱を傾ける選手です。

 

ベンはこの時スタンズ・ノーチューブという若手育成をメインにするチームに所属し、その後トレック・リブストロングを経てプロの世界へ。昨年はヴェルタでステージ2勝を挙げました。

ベンはジェレマイアとトレーニングを共にして実力をつけましたし、スタンズやリブストロングでも良い指導者に恵まれて実力を伸ばしました。

 

どんなに才能に恵まれた選手でも最初は初心者です。
こういった才能をみんなで声を掛け合って強くする風土があるところにアメリカの強さがあると感じます。

 

Peaks Coaching Group – Japan

中田尚志

 

 

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アンチエイジングの特効薬

macro-1452987_1280小坂正則選手は日本のCX関係者で彼を知らない人は居ないというぐらいのレジェンド。

CXの黎明期から日本のCXシリーズ発祥の地、長野シクロクロスミーティングと共に成長してきた選手です。

その彼が55才にして長野シクロクロスミーティングの年間チャンピオンに輝きました。

 

MTBで全日本チャンピオンに輝き、CXでは幾度となく辻浦選手と死闘を演じてきました。

一昨年息子さんの小坂光選手が全日本選手権に優勝。
(そのレースでご自身も8位)

小坂選手は強い選手というだけでなくアンチエイジングに成功している選手ということが出来ます。

(1)加齢により失うものと対策
加齢により筋肉や動体視力が衰えます。さらに回復力が遅くなり、そして気力を保つのは難しくなってきます。

しかし、適切にトレーニングすれば、相当の年齢までトップレベルで走ることも可能です。

最近は加齢で衰える箇所が具体的に分かってきたので、それに対抗する方法も考案されるようになってきました。

筋肉が衰えるなら筋力トレーニングを、動体視力が衰えるならそのトレーニングを行えば衰えを止めることが出来るというのがその考え方です。(CXは実際動体視力を鍛えてくれます)

(2)アンチエイジングの特効薬
アンチエイジングのトレーニングは上記のトレーニングの他にもありますが、私が一番の特効薬だと感じるもの。それは勝利です。

勝利さえ出来れば、「よし。次はもっと大きいレースに勝ってやろう」「トレーニング方法は間違ってなかったんだな」「まだまだ行けるぞ!」
年齢に対するネガティブな感情は一切消え去り前向きな思考に切り替わります。

それがまた新たなモチベーションとなってトレーニングに向かわせ新たな勝利を呼び込んでくれます。

 

サイクリストにとっての年齢は白髪の数ではありません。

重要なのは、過去の自分よりも強いか弱いか?だけです。身体的な部分はトレーニングで鍛えることが出来ますから、あとは精神的な支えがあれば、パフォーマンスを上げることも可能です。勝利はその強力なバックアップになります。

(3)アンチエイジングを成功させるために

私がお勧めするのはコチラです。

1.勝利する可能性のあるレースに出る。
勝ちを意識してレースに出るほどモチベーションのあがることはありません。それによりトレーニングにも身が入ります。

 

2.勝利の可能性がなくても何かしらテーマをもってレースに出走し課題をクリアする。

ウイニングブレークに乗る、完走する、クリーンなレースをする。何でも良いです。
少し難しく、しかし実現不可能ではない課題を課しましょう。

 

3.パワーメーターを使う。
トレーニングでパワーメーターを使います。
20分で〇〇ワットを出そう。 1分のPBを更新しよう。
といった課題を作りクリアしていくのです。

たとえレースに勝てなくても過去の自分を超えることはひとつの勝利だからです。

ずっと何かしらの目標に向かえる自転車ライフだと良いですね!

Peaks Coaching Group Japan
中田尚志

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冬のトレーニングを快適にしよう!

冬の寒さが厳しさを増すと共にシーズンに向けての乗り込みも一層激しさを増す時期です。

山間部に入ると雨に降られたり雪が積もってくる時さえあります。

そんな中でも装備を工夫することで快適に走る方法はあります。トレーニング時間が長い時期だけにしっかりと準備して走るべきです。

 

 

イギリスのヒルクライムチャンピオン、ダン・エバンス(Dan Evans)の方法をご紹介しましょう。

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トレーニングに出るダンとジェシカ

 

ダン・エバンス(Dan Evans)

2014 & 2017年 イギリス・ヒルクライムチャンピオン

フルタイムで働きながらも2度のチャンピオンに輝く選手。

奥様のジェシカもサイクリストでTaiwan KOMでは8位に入った実力者。

 

instagram

https://www.instagram.com/danevanscycling/?hl=ja

 

STRAVA

https://www.strava.com/pros/225425

 

 

「冬のウェールズでは天候がサイクリングするのに問題になります。気温はそれほど低いわけではありませんが(2-10℃)、10月から4月までずっと雨が続きます。その為、トレーニング前にバイクとウエアの雨対策が重要になってきます。

ロードレースやビーチレースが始まるのはだいたい3月の終わり。この時期でもまだ寒く天気が悪いことが多いためにタイツやオーバーシューズを着用してレースに出ます。」

 
 冬のライドを快適にするために

・ウエア選びが最も重要 

・キャップは有効

・泥除け

・サーモボトル

・LEDフラッシャー

・MTBライドも有効

 

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レースを考える彼らは雨や寒さ対策をしつつも、あまり着ぶくれしすぎないウエアを選択します。

ヘルメットの下にキャップを被ると前走者からの雨のしぶきや雨のしずくが顔に滴るのを防いでくれます。

 

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レース以外では泥除けは必須です。 サーモボトル(保温ボトル)も暖を取るために有効。日本ほどコンビニや自動販売機があるわけではないのでライド中に温かい飲み物を確保する努力が必要です。

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セーフティ・ファースト! 安全は全てに優先します。LEDフラッシャーは昼間でも点灯させましょう。冬は日照時間が短く昼間も光量が少ないためにドライバーからは見えにくい時期と言えます。しっかり存在をアピールしましょう!

 

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寒く雨が酷い時は森の中でMTBに乗るのも良い選択。平均スピードが低いために冷えずに済むし、木々は驚くほど雨を遮ってくれます。

またぬかるんだ道での走行はハンドリング・ペダリング技術を磨いてくれます。そして何より楽しい!

 

 

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冬のトレーニングが実ればワールドツアーの選手に勝つことだってありえます。

写真は台湾KOMの前々日に行われた陽明山チャレンジでローレンス・テンダム(Team Sun Web)を抑えて優勝したダン。

 

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2019シーズンの活躍を夢見てトレーニグしよう!

 

 
 
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Devil on one shoulder, angel on the other. Question is- which is which? 😈😇

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寒さの中では一緒に走れる仲間が辛さを忘れさせてくれます。

楽しく走るのが一番!

 

 
 
 
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Packed up and taking this scary mug off to Taiwan for a bike race. Mega! 🇹🇼 👹

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中田尚志