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ログリッチ vs パンターニのビアンキ

サイクリング専門のYoutube GCN(グローバル サイクリング ネットワーク)に面白い動画が出ていたのでご紹介します。

 

 

ログリッチとパンターニは異なる時代を代表するプロ選手ですが、共通点は二人共ビアンキに乗っていたことです。

 

 

 

マルコ・パンターニ
1998年ジロ・ツール優勝 
ビアンキPro XL
重量 6.9kg
材質 アルミダブルバテッド
Timeのフォークを除き殆どがアルミ・チタン
ギア 54-44 x 11-23T
タイヤ ビットリア・コルサ22C
メインコンポ カンパニョーロ

 

プリモス・ログリッチ
2019年 ジロ3位 ヴェルタ優勝
ビアンキXR4 
重量 7.0kg
材質 カーボン
ギア 53-39 x 11-30T
タイヤ ビットリア・コルサ26C
メインコンポ シマノ

 

パンターニのバイクが凄く軽量なことが驚きです。
ギア比、タイヤ幅、電動シフトなどは時代の流れを感じますね。

解説でジェレミー・パワーズは「重量は同程度ながらエアロ性能は現在のバイクが高いため同じスピードで走ったらワット数は低くて済む可能性が高い」と語っています。

特に平地では違いが大きいと思います。

 

それぞれの時代を代表する選手が駆ったバイクの競演は興味深いですね!

 

Peaks Coaching Group Japan
中田尚志

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[トレーニング] レースがない中で進捗を測る

トレーニングをしていく中で「どれぐらい強くなったか?」を定期的に測るのは大切です。

選手なら誰でも毎日頑張ってトレーニングしますが、「強くなったかどうか?」を測るのは意外とやっていないものです。

 

トレーニングの進捗を測る方法

 

1.テストを実施する
5秒, 1分, 5分, 20分など時間を区切りマックスパワーを測る。

上記の4種類はエネルギーの代謝システムが異なるので、それぞれの能力がどれぐらい伸びているかを見るわけです。

 

 

2.トレーニングデータから進捗を測る
テストは能力を測るのに簡単確実な方法ですが、そう毎日のように出来るものではありません。
データから能力の向上を推し量るのも良い方法です。

 

2.のデータから測る方法は複数ありますが、例えばEF(Efficiency Factor)はエアロビック能力を測るのに便利です。

EFは言い換えれば「心拍1回で何ワット出せるか?」です。

算出方法は 平均パワー÷平均心拍数=EF

 

例:
平均パワー300Wで20分 平均心拍160bpmで走ったとすると…

 

EF=AVG Power ÷ AVG HR=300W ÷160bpm=1.875W/bpm

それがトレーニングを積んで心肺機能が上がり心臓の1回あたりの拍出量が増えて150bpmで300Wで走れるようになったとします。

そうするとEFは…

EF=300W ÷ 150bpm=2.00W/bpm

 

1bpmあたり2ワット出せるようになったことなります。
他の言い方をすると同じパワーでも心拍が上がらなくなったと言えます。

 

 

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2月20日

MS1: SST 2 x 20min , FTP 1 x 15min
EF 1.96, 1.98, 1.94W/bpm

 

 

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5月8日

MS1: SST 2 x 20min , FTP 1 x 15min
EF 2.12, 2.05, 2.12W/bpm

  SST 20min SST 20min FTP 15min
2/20 1.96W/bpm 289W 1.98W/bpm 300W 1.94W/bpm 321W
5/8 2.12W/bpm 316W 2.05W/bpm 309W 2.12W/bpm 341W

 

平均パワーも上がっていますが、EFも有意に上昇しています。
EFであれば全開走をしなくても進捗が見れますので、テストほど心理的なプレッシャーを感じること無く測ることが出来ます。

レース再開に向けて準備はしっかりしておきたいですね!

 

 

Peaks Coaching Group – Japan
中田尚志

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非常事態宣言下のアメリカで求められるもの|世界の自転車事情【#RideSolo】

 
ゲンさんに協力してもらって現在のアメリカ&アシュビルの状況をお伝えしました。
人と人との距離が大きく影響する病気だけにアメリカ国内でも場所(人口密度)によって随分対策は違うようです。
アメリカ地方都市の一例としてご覧頂ければと思います。
 
Peaks Coaching Group Japan
中田尚志