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[トレーニング] 流れを変える

欧州転戦を続ける山本幸平選手(BH-SRSUNTOUR-KMC)
地元スイスでのSwiss Bike Cupで10位に!
 
優勝は2016年 五輪・世界選のWタイトルを取ったニノ・シューター
ワールドカップに出場する選手たちが集まるレースでトップテンに入りました。
 
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冬の間、厳しいトレーニングを積んで欧州入り。3連戦に挑んだ幸平選手ですが1戦目13位、2戦目41位と望んだ結果は得られていませんでした。
 
パワーは出ているのに結果が出ない。悪いのはポジション?メンタル?どこかで流れを変える必要がありました。
そこで実際のレースコースに入って試走を重ね今季から使用するBH社のWサスバイクのセッティングを煮詰めて行きました。
感覚を研ぎ澄ましレースに向けてのイメージを作り今週に備えました。
 
ここでアシスタント・コーチのジェレマイア・ビショップ(Topeak-Ergon Racing) が幸平選手に送ったアドバイス。
 
“上手く成績が出ていないのを気の毒に思う。
でも僕たちはいつもそれと付き合い乗り越えて来ただろ?

誰だって調子の悪い日はある。

明日のレースの成績が良ければ「あ~なんて調子が良いんだ!」って過去の事なんて全て忘れているよ。
それが自転車選手だ。

そうなるように明日は頑張ろう!”

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レースは実生活と同じ。いつも良いことばかりとは限りません。シーズンはまだまだ始まったばかり。走り続ける限りいくらでも挽回のチャンスはあります。諦めず折れず、強く心を持って走るのが大切だと思います。
 
Peaks Coaching Group – Japan
中田尚志

PCGパワーセミナーを山形県 天童市のバイクショップ・サイクレスタ様で開催します!

無題

・日時: 4/29(土) PM6:00~ 

・参加費:6,000円

・対象: パワートレーニングに興味をお持ちの方。

・お申し込み方法: 下記メールアドレスにお申し込みをお願い致します。
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・場所: 天童市中部公民館

・内容: 

パワートレーニングのはじめ方
パワーで調子をピークに持って行く方法
パワートレーニングの未来

 
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[レース] レース当日のウォームアップ -ゲン・コグレ-

シリーズでお伝えしているアメリカ・ノースカロライナ州在住のPCG-Japanコーチ、ゲン・コグレのコーチング。

今回はレース当日のウォームアップについてです。

 

今週末のレースから使えるアドバイスです!

 

(1)ウォームアップ
シーズン最初のレースはウォームアップが特に重要です。
激しいトレーニングを積んできたとはいえ体はレースのリズムに慣れていません。

まだまだ気温も低いですからしっかりとアップを行いましょう。

アップは基本的なルーティンを決めておいて、レースの距離や当日の調子に合わせて適宜調整するのがお勧めです。

 

ローラーにバイクをセットしヘッドフォンをつけて自転車に跨ったら、”レースモード”に自然と入れるように習慣づけましょう。

 

WU
レース当日のウォームアップ
———
WU:
・5-10分低めのエンデュランス(Power Z2 56-75%, HR Z2, RPE 2-3)
・10分間のランプ(徐々にペースを上げること)、エンデュランス(Power Z2 56-75%, HR Z2, RPE 2-3)からFTP(Power Z4 91-105%, HR Z4, RPE 4-5)まであげて行こう。2分ごとに一枚ギアを上げて行って最後の2分はFTPまで持って行こう。

レースが短い場合は、さらに1分ペースを維持。
 
・5分イージー。
 
・4 x 1分の高回転走。100rpm以上で。ワットは気にしない。スムーズで軽やかに回すイメージが大切。
 
・5分のエンデュランス(Power Z2 56-75%, HR Z2, RPE 2-3)
 
・1-5分のVO2Max(Power Z5 106-120%, HR Z5, RPE 6-7)
最後に5-10分のイージー
 
・ストレッチ
ローラーでアップした場合は、軽く実走しバイクの調子を確かめておきましょう。
———
ウォームアップはレースの距離・気温・展開によって適宜調整する事が大切です。
上記以外にも「自分はこうすれば調子が上がる」と思える方法があれば試していくことが大切です。
アップを長くする時は、エンデュランス・もしくはテンポを10分程度入れるのが有効です。
・気温が低い時  長く
・気温が高い時  短く
・体調が良い時  短く
・体調が良くない時 長く(身体が温まりにくい。)
・レースが空いた時 長く
・レースが頻繁にある時 短く
・マスターズ 長く(身体が温まりにくい。)

 

次回は、アメリカのアマチュアレーサー達の機材事情についてお伝えしたいと思います。

 

過去のブログ

 

今季初レースを走る選手へのアドバイス

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レースに向けた調整

2017GenPMC

 

 

 

[クライアント募集] 

この度、PCG-Japanのコーチ、ゲン・コグレ氏がクライアントを若干名募集することになりました。
 
あなたもアメリカ・ノースカロライナ州からオンラインコーチングを受けてみませんか?
ご興味のある方は私、中田尚志宛 takashi■peakscoachinggroup.com にご連絡をお願い致します。
送信時は■を@に代えて下さい。

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コーチングを受けて新たなバイクライフを送ってみませんか?
 
(1)募集内容
募集人数: 若干名
コーチングレベル: シルバー
費用: $260/月≒29,518円/月(JPY113.53で計算)
お支払い方法: クレジットカードにてドル払い
 
(2)コーチング開始までの流れ
・オンラインミーティング(skypeと同様の物です)にて、コーチングについて説明
・2週間の無料トライアルを受けて頂きます。
・本契約もしくはトライアル終了をご判断いただきます。
・本契約後、課金開始。
 
(3)ゲン・コグレ氏について
PCGブログ
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[レース] レースに向けた調整 -ゲン・コグレ-

前回今季初レースに臨む際の準備を中心にアドバイスを書いてみました。

今回はレース当日に向けた調整について書いてみたいと思います。

 

レース出場のアドバイス

(1)調整方法
レース前は誰しも充分にトレーニングを積んでおきたいものです。

しかし、レース直前にあまりに沢山トレーニングをしてしまうと、疲労によりかえってパフォーマンスが悪くなりかねません。

 

パワーベースのトレーニングでは調整を成功させる為に、パフォーマンス・マネージメント・チャート(PMC)を使います。PMCは毎日のトレーニングの積み重ねをチャートにしたものです。日々のトレーニング・ストレス・スコア(TSS)から調子の波を測るのがコンセプトです。

 

2017GenPMC

青色: CTLフィットネスレベル
ピンク色: ATL疲労
黄色: ピンク 今日の調子

 

※CTL, ATL は過去42日, 7日のTSSの平均値です。日々TSSをどれだけ積み重ねたかでフィットネスレベルや疲労状態を管理しようとしています。ちなみに単純平均ではなく、1日前を一番重く最も遠い日を軽く見る為にエクスポネンシャル関数を使っています。

 

 

レースは充分に休養を取りつつ、刺激が入った状態でレースに臨むのが重要です。

 

PMCを参考にTSBがポジティブ(>0)になるようにレース当日までのトレーニングを調整して行きます。

 

 

特に35歳を過ぎたマスターズの選手はこの調整がレース当日のパフォーマンスに大きく影響します。

年齢が高くなると、調子の波が大きくなりごまかしが効かなくなってくるからです。

 

とはいえ悲観的になる必要はありません。調子を合わせれば若い時と変わらないパフォーマンスは実際に出せますし、競技経験を重ねた分、調整は上手くなっていきます。

PMCを活用して綿密に計画を練り、絶好調でレースにのぞむのがゴール(目標)です。

 

 

私のPMCを詳しく見て行きましょう。

Gen Blog

 

 
レースまでの期間 日付 内容
4週前~2週間前 1/15-29 レースに向けた激しいトレーニングブロック
2週間前 1/30-2/3 トレーニングを質量ともに落とし回復
1週間前 2/3-5 3日間の激しいトレーニングブロックでレースをシミュレーション
レース週 2/6-2/10 刺激を入れつつ調整
レース当日 2/11 ヒンカピー・スプリング・シリーズ

 

自身の感覚・PMCを擦り合わせながら
・どれぐらいのCTL
・どれぐらいのATL
・どれぐらいのTSB
CTL, ATL, CTLをチェックしましょう。 

 

私の場合、昨年と同じレースがシーズン初戦でしたから、昨年のPMCを参照しながら調整を進めました。

多くの選手にとってTSBが-10~+10あたりに来た時に疲労が抜けて調子が良い可能性が高いです。私は初戦の日にTSBがポジティブになるように調整しました。

 

もちろんそれまでに充分CTLを上げておくことが前提です。

 

このPMCを使った調整の精度を上げるには、レース1-2週間前のCTL, TSBの“トレンド”を読むことも重要です。
例えばレースの日に同じTSB +5にするとしても、完全に疲労が抜けた+30から下がってきて+5になったのか?

-50の深い疲労状態から抜け出して+5になったのか?で調子は違うからです。 

 

一般的には高いTSBから下がってきた方が良いパフォーマンスが出る事が多いです。=一旦疲労を完全に抜いてから刺激を入れてレースに向かうのがお勧めです。

 

次回はレース当日のウォームアップについて書いてみたいと思います。

 

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[クライアント募集] 

この度、PCG-Japanのコーチ、ゲン・コグレ氏がクライアントを若干名募集することになりました。
 
あなたもアメリカ・ノースカロライナ州からオンラインコーチングを受けてみませんか?
ご興味のある方は私、中田尚志宛 takashi■peakscoachinggroup.com にご連絡をお願い致します。
送信時は■を@に代えて下さい。

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コーチングを受けて新たなバイクライフを送ってみませんか?
 
(1)募集内容
募集人数: 若干名
コーチングレベル: シルバー
費用: $260/月≒29,518円/月(JPY113.53で計算)
お支払い方法: クレジットカードにてドル払い
 
(2)コーチング開始までの流れ
・オンラインミーティング(skypeと同様の物です)にて、コーチングについて説明
・2週間の無料トライアルを受けて頂きます。
・本契約もしくはトライアル終了をご判断いただきます。
・本契約後、課金開始。
 
(3)ゲン・コグレ氏について
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