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ケイレブ・イワンの空力測定

 

写真は2014年末に行われたケイレブ・イワンの空力測定。
翌年にワールドツアーデビューを控え、様々なスプリントポジションで空気抵抗を測定したようです。
 
現代の自転車競技は空気抵抗との闘いと言って良く、スピード域の高い平坦路では全ての走行抵抗の90%以上を空気抵抗が占めます。
その為、特に小さい選手は多少パワーを犠牲にしてでもエアロ効果の高いポジションを採用する場合があります。
(エアロ効果で30-50W程度削減できるとすると、2,000Wを出すような大柄選手よりも1,300W程度で勝負する小柄な選手の方がエアロ効果の割合が大きい為)
 
アマチュアはまずは最大パワーが出せてハンドリングの自由度が高いポジションを追求すべきですが、プロは高いハンドリングスキルと乗車姿勢の基本が完成しているので、彼のようにエクストリームなポジションを採用している選手も居ます。
興味深いですね!
 
Peaks Coaching Group – Japan
中田尚志
 
 

This, for me, is a special post. It’s a selection of 10 shots of Caleb Ewan during wind tunnel testing at Monash…

RIDE Mediaさんの投稿 2020年7月1日水曜日

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アメリカのバイクショップ

ちょっと懐かしい写真を。
 
MTBプロの ジェレマイア・ビショップ(Jeremiah Bishop)が連れて行ってくれた地元のバイクショップ。
驚かれるかもしれませんが、アメリカのバイクショップは大概ロードよりもMTBを多く在庫しています。
 
店内はドアのノブに古いクランクを使っていたり、トイレットペーパーホルダーが古いバイクのフレームだったりするのは面白い遊び心ですよね。
トイレットペーパーはクイックリリースで簡単に交換出来るようにしてあります。
実用的かつ洒落ていますね!
 
Peaks Coaching Group – Japan
中田尚志
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[レース] スロベニア国内選手権

(1)レース
プリモシュ・ログリッチとタデイ・ポガチャルという当代きってのスターを有するスロベニアでの選手権。
登りに強い二人を意識してか山頂ゴールのコースレイアウトです。

The Teleport Attack! 😲😲😲 How Primož Roglič won the Slovenian National Championships 🎥: TV2 Slovenia

CyclingHubさんの投稿 2020年6月24日水曜日

戦前の予想通り山頂近くでは二人に絞られ最後はログリッチがアタック。
コミッセールのバイクがログリッチのイン側の進路を塞いだ後に結果的にポガチャルを引いてしまいヒヤリとしましたが、ログリッチは押し切って優勝しています。
(2)キー・ラーニング・ポイント
– 勝負を決めるアタックは一回! 
実力が拮抗している場合、勝負を決めるチャンスは1回しかありません。アタックを連発するのは派手に見えますが、それは同時に勝負を決めきる足とセンスがないことも表しています。
-タイミングを図る
相手が自分を見ていない時がチャンスです。前走者が一度振り向いた後はすぐにまた振り返らないので勝機があります。
ログリッチは前をひくポガチャルが警戒して後ろを向いた為に一旦アタックを中止
その後、ポガチャルが前を向いて右に流れた瞬間に勝負を決めるアタックを繰り出しています。
今回のように前走者が右に進路を取った場合は左いっぱいに寄ってアタックすれば、相手が進路を変えて真後ろにつくまでに時間がかかるのでアタックが成功するチャンスは増えます。
-決める時はダンシング
自身が足に来ていても勝負を決める時はダンシング!
ギアをかけてダンシングするとシッティングよりも必ずパワーが高くなるので、残り距離が1分以内なら自身が踏み切れる最大のギアをかけてダンシングで押し切った方が成功する可能性は高くなります。
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コロナウイルスの影響で中断されていたレース活動ですが、段階的に再開に向かっていますね。
コロナウイルスが終息し、またエキサイティングな沢山レースを見れる日が来て欲しいものです。
Peaks Coaching Group – Japan
中田尚志