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[Covid-19] コロナに対しアスリートとコーチがすべきこと

やむことのないコロナの拡大により不安を感じる日々ですが、それに対処するためのウェビナーが Peaks Coaching Group でありました。
 
「コーチ&サイクリストはCovid-19にどう立ち向かうべきか?」
講師:クリステン・ディーフェンバック博士
(ウエスト・バージニア大学准教授、自身もPCGコーチでコーチを育成するための教育を大学で研究している方です。)
 
ご参考になればと思いシェアしておきます。
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1.コロナが私達に与える影響
コロナ感染の不安と共に社会が変わることへの不安が恐怖を感じさせている。(健康への不安・・経済的な将来への不安・景気後退・ソーシャル活動のストップなど)
不安は恐怖に変わりやがってはパニックになりますが、そうならないように冷静に問題点をあきらかにして対応方法を考えることがアスリート・コーチに求められます。
トイレットペーパーがなくなったからといって救急車を呼ぶようなパニックを起こしてはいけません。(実際アメリカで起こった)
2.自転車で何が出来るか?
・自転車はメンタル・フィジカルの健康を保つのに有効
・スポーツによりポジティブなコミュニティを保てる
・心身ともに良い影響を与えるフレッシュな空気を吸える。
・日光にあたるのはビタミンDの補充になる
 
 
3.今すべきこと
・失うことに注目することよりも、この機会に出来ることを見直す。
(食事・睡眠・習慣の改善など)
4.コーチがすべきこと
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アスリートには段階を追って対策をしていく方法を提示することが大切。
目標としていたレースやが無くなることへの喪失感の対処には時間が必要。
五輪に全てをかけて4年間頑張ってきた選手が目に見えないウイルスによって五輪の開催自体が危うくなるショックは容易に想像できます。
同じようにアマチュアアスリートにとっても目標としていたレースを失うショックは大きいですし、健康を損ねたり経済力を失う恐怖は計り知れません。
段階を追った対策
・時間を与える(悲しみや怒りを鎮めるには時間が必要。性急にトレーニング復帰を強要すべきではない。)
・何を失い何を失っていないかを認識(あきらかに)させる。
・今できることを見つける(単独のトレーニング、自宅での補強、具体的な弱点強化のポイントの明確化および強化など)
・目標の再構築を行う
・再度集中して行く(次のゴールを見つけて集中していく)
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今のところレース再開の目処も平穏な日々が戻る日がいつになるのかも分かりませんが、出来ることや、今しか出来ないことを見つけて取り組む姿勢が大切だとクリステンは言っています。
ご参考頂ければ幸いです。
中田尚志
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[Covid-19] コロナによる自粛中のトレーニング

昨日の続きです。
「コロナは注視しコントロールすべき問題だがパニックになる必要はない」
ーロション医師ー

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Covid ウイルスについて
Covidは以前から存在する。
2003年に発生したSARSはCovid 1
MARSもCovidの一種
コロナはうつりやすいのが特徴
菌は金属やプラスチックの上で72hも活きる可能性がある。
例えば机の前で感染者が咳をして、翌日その表面を触ったら感染する可能性があるということ。

・1.8m離れていればセーフゾーン
空気感染はしないと言われている(諸説あり)。
・バイクトレーニングはOK。
飛沫や接触で感染するため人と触れないバイクトレーニングはむしろ安全。
・グループライドは感染していないとわかる人同士での少人数(3-4人)なら大丈夫な可能性が高い
・渡航歴が分からない人が居る大きなグループライドは避けるべき(レースも同じ)
・感染を防ぐには旅行・移動が一番気をつけるべき。
・免疫を下げるほどハードなトレーニングはしない。
・手を洗う・食事に気をつける・睡眠をしっかりとるなどが大切。
減量したり断食などは免疫を下げる可能性があるのでやらないこと。
・トレーニング中に他のライダーとすれ違ったりするのは大丈夫。1.8m以上離れているため飛沫感染の可能性が低い。

 

 

Peaks Coaching Group – Japan
中田尚志

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[Covid-19] コロナによる自粛中のトレーニング基本方針

自転車界も大きな影響を受けているコロナウイルスですが、少しづつ自転車選手はどうすべきかの情報も出てきましたのでシェアして行きたいと思います。

まだ分からないことが多く今後対策法は変更になることもありえます。また国や地域によって対策法は異なりますので信頼できる最新の情報を選択するようにして下さい。

コロナ対策の基本方針(USACの場合)

・パニックにならない(出来る対策をするのが大切)

・クラッシュしない(病院のリソースを使わない)

 

・6フィート(1.8m)以上離れる

 

・飛沫や接触で感染するので移動は要注意

・免疫を下げるほどキツイトレーニングはしない。

   (疲労を溜めない)

・出来るだけ人混みを避ける

・レース再開に向けてフィットネスレベルは維持

しておく

・再開まで持たないほど調子を上げる必要はない。

イメージとしては冬の足を作るトレーニングを続ける感じです。
今の時間を活かして弱点強化やベース作りをしておきましょう。

自転車上での感染対策

・トレーニングは続けよう!(心身の健康を保つ為)

・不特定多数のグループライド・レースは控えよう。

・手を洗おう。石鹸で20秒手を洗うと菌を不活性化

させることが出来る。

アルコール消毒も有効

・顔を触らないでおこう。

(コロナ・ウイルスはプラスチックの表面で72時間

生きることが分かっている。たとえば前の日に感染

者が咳をした机の表面を触った手で顔に触れれば感

染してしまう可能性がある)

・一人で走るのは大丈夫。渡航歴のない数名で走る

のもおそらく大丈夫

コロナは人から人へうつるので、人の居ない場所へ行けば感染のリスクは減ります。(いわゆるソーシャル・ディスタンス)
ですので森の中を一人もしくは感染していない少人数で走るのは実はコロナ感染防止に有効だとロション医師は言っています。

ただ週末に沢山トレーニングし、翌日疲労した状態で出社し風邪がうつった経験は多くの社会人レーサーがしていると思います。
いくらトレーニングが安全だと言っても免疫を下げるのは危険です。
多くのレースがキャンセルになっているこの時期に長時間のビッグライドや激しいトレーニングをするのは賢明ではありません。

参考にした情報を貼っておきますのでチェックしてみてください。

 

繰り返しますが感染者の数や国によって対応は異なります。
自身のお住いの地域に合わせた対策を取って下さい。

Peaks Coaching Group – Japan

中田尚志