58歳の自転車部員、菊池さんの挑戦


 
 
58歳の自転車部員、菊池さんの挑戦
58歳にして1kmのPBを更新!
記録した1分11秒40は年齢関係なく誰にとっても速いタイムです。
 
長崎県にお住まいの菊池さんは52歳の時に本格的に競技を開始。
その類まれなる探究心で毎年ベストタイムを更新されています。
シリーズで菊池さんのこれまでをご紹介したいと思います。
 
(1)機材のステップアップ
トラックを始めた頃はあえて借り物のクロモリフレームでトレーニングを重ねました。
経験を重ねポジションも決まってきた現在は五輪選手が乗るのと同じLOOK社のカーボンフレームにお乗りです。
 
(2)クロモリでスタートする理由
・ポジション
トラックは経験年数によって大きくポジションが変わります。
自由度の大きいクロモリフレームでポジションを熟成させ、フレームサイズがキッチリ決まったらカーボンフレームの購入に踏み切る方が無駄なコストをかけなくて済みます。
トレーニングを継続するために無駄なコストを省くアドバイスもコーチとして必要です。
 
・ペダリング
トラックは基礎的なペダリング技術が身についてないとバイクが前に進みません。
ペダリング技術の習熟を早めるにはクロモリフレームからカーボンに移行したほうが良いと考えました。
 
続く
 
Peaks Coaching Group – Japan
中田尚志
 
 
堀進也コーチ、山本朋貴コーチがクライアントを募集中です。
ご興味のある方は takashi★peakscoachinggroup.comまでご連絡下さい。
 
堀進也コーチ
理学療法士として病院に勤務するトレーナー。
名古屋地区で怪我のリハビリからパワートレーニングまで広く自転車に携わる
 
山本朋貴コーチ
ITベンチャー企業で激務をこなす中でパワーメーターを駆使して効率的にトレーニングを行い2011-2012年MTB全日本選手権マスタークラスを2連覇
ストラーダバイシクルズ に勤務。ロード、MTB、CXさらにはトライアスロンと、すべての種類のバイクに精通している。
 
 
 
メルマガ登録
下記のURLよりメールマガジンの登録が出来ます。最新のパワートレーニングの情報を発信していきます。是非ご登録下さい。

[トレーニング] 回復を確認する方法 2分MAX!


 
GWの疲れを抜いて「週末はハードにトレーニングしよう」と計画している方も多いと思います。
 
TSBをベースに疲労回復に努めて来たら、次は”本当に回復しているのか?”を見る時期に来ます。
 
休養明けはTSBポジティブで「そろそろモガいても大丈夫かな?」と感じても今ひとつ調子が掴みきれないことも多いと思います。
 
そんな時は2分全開走がおすすめです。
 
(1)どうして2分なの?
2分は疲労していると高いパワーが出ません。
 
パワーの概ね30%を無酸素から70%を有酸素から出します。
この比率が疲労からの回復具合を見るのに丁度いいのです。
 
疲労回復度合いを測るのに2分走が適している理由
・充分フレッシュでないと高いパワーは出ない。
・5分走や20分走ほど精神的・肉体的なダメージを負わずに気軽に測れる。
・回復が不充分な状態で行ってしまっても疲労の上乗せにならない。
評価に丁度いいバランスが2分なわけです。
 
やり方は簡単
トレーニングの途中で丁度いい坂を見つけて2分全開!  
 
(2)パワーの評価
感覚とMMP / PDに対して何%出るかで評価します。
 
90%以下…まだ疲れています!引き続き回復に努めFTP以上に上げるようなトレーニングは控えましょう。
例: Max400W出せるライダーが360W以下だった→要回復
 
94%前後… 概ね回復しています。
例: Max400W出せるライダーが376W
ほぼ回復。感覚と併せて判断しましょう。
 
96%を超える…完全回復しています。週末はまたハードにトレーニングしましょう!
例: 384W以上。 回復はOK!
 
 
(3)感覚の重要性
上記の%と併せて感覚も大切です。
「スッキリもがけた」「かかりが良かった」などの感覚も重要視しましょう。
 
良い感覚があると回復は進むことが多く、良いパワーが出ても感覚がイマイチな時は引き続き注意が必要な場合が多いです。
 
 
(4)パワーと感覚を合わせる意味
人間の感覚は正確な時と全くアテにならない時があります。ハードトレーニングの後は感覚が狂っていることが多いです。
パワーメーターと感覚の両方で診断することで、より正確に次のトレーニングを組み立てることが出来ます。
 
中田尚志 
 
堀進也コーチ、山本朋貴コーチがクライアントを募集中です。
ご興味のある方は takashi★peakscoachinggroup.comまでご連絡下さい。
 
堀進也コーチ
理学療法士として病院に勤務するトレーナー。
名古屋地区で怪我のリハビリからパワートレーニングまで広く自転車に携わる
 
山本朋貴コーチ
ITベンチャー企業で激務をこなす中でパワーメーターを駆使して効率的にトレーニングを行い2011-2012年MTB全日本選手権マスタークラスを2連覇
ストラーダバイシクルズ に勤務。ロード、MTB、CXさらにはトライアスロンと、すべての種類のバイクに精通している。
 
 
 
メルマガ登録
下記のURLよりメールマガジンの登録が出来ます。最新のパワートレーニングの情報を発信していきます。是非ご登録下さい。

[トレーニング] GW明けは休養!


GWに沢山乗り込まれた方も多いのではないでしょうか?
今週は重い体にムチを打って出社されている方も多いと思います。

(1)ハードトレーニングは免疫を落とす
GW明けのオフィスには風邪を引いている人も多く、乗り込みを行ったライダーはうつされないように特に気をつける必要があります。
ハードトレーニングは免疫を落とすため風邪がうつりやすいからです。

(2)トレーニングを管理する
写真はPMC(パフォーマンス・マネージメント・チャート)。TSSをベースにトレーニング量を管理できる便利な表です。
CTL: 過去42日のTSSの平均値
ATL: 過去7日間のTSSの平均値
TSB: CTL-ATL=TSB 今日のコンディション

(3)CTLは週あたり+10が限度
トレーニング履歴や年齢によりますが、トレーニングをコントロールするときの目安は週に上げるCTL。
週にプラス10だと要注意。 それが2週間連続だと黄色信号です。
一旦休養を入れて回復させる必要があります。

例: 2週間の間にCTLが50→70tss/dになった。→黄色信号!

(4)ではどれぐらい休めば良いの?
休養の目安はTSBがゼロ以上になるまで。
写真のライダーだと5/13(金)ぐらいまではおとなしくしておく必要があります。

(5)GWの乗り込みを強化につなげる
人間の体は負荷をかけているときではなく、休んでいる時に強くなります。
しっかりと休んでGWの乗り込みを実りあるものにしましょう!

Peaks Coaching Group Japan
中田尚志