暑い日のトレーニングについて

暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
夏にあまりに踏みすぎると秋以降は走れなくなってしまいます。暑さのダメージを最小限に抑えて秋のシーズンも頑張っていきましょう!
夏のトレーニング
・高強度を入れて調子は維持しつつ、長時間の走り込みは避けましょう。
・朝夕の涼しい時間に走りましょう。
・日陰の斜面を走りましょう(朝なら西斜面や北斜面を登る)
・田んぼや川沿いを走りましょう。
・インターバルは日陰で行いましょう。
・あまりに暑い日はエンデュランスはカット。
強度の高いものを優先しましょう。
・睡眠不足に要注意。秋に影響が出やすいです。
・鉄・タンパク質の摂取も充分に
発汗によって失うのとあっさりしたものを食べたくなるために鉄欠乏性貧血になりやすいです。
意識的に赤い肉を食べましょう。
鉄の錠剤は胃腸に負担がかかるので、出来るだけ自然のものを摂りましょう。
・心拍を限界まであげるトレーニングは後半に
暑い中で一旦心拍をマックスまで上げると再度もがいても高いパワーは出にくくなります。
心拍が限界まで上がるメニューはトレーニングの最後に持っていきましょう。
暑さはいつまで続くの?
自転車選手にとっての夏の終りの目安は鈴鹿ロード(8/20)とヴェルタ(8/19-9/11)!
毎年鈴鹿ロードが終わると少しずつ朝夕がラクな日が増えます。
またヴェルタ第3週に入ると断然涼しくなってきます。
強烈な印象を残す夏ですが意外にみじかいのも事実です。頑張って乗り切っていきましょう!
クライアント募集
現在Peaks Coaching Group – Japanではコーチングを受けるクライアント様を募集中です。
パワーベースのトレーニングは勿論、身体のケアやトレーニングの進め方、戦術なども指導させて頂きます。
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Peaks Coaching Group-Japan
中田尚志
コーチングについて

SNSで悪意を向けてくる相手にどう向き合うか? 元プロ選手に聞いてみた
バイシクルクラブ様にホーナーのインタビュー記事を掲載頂きました!
ところで最近は少し自転車関連のSNS叩きは減ったような?
少し寛容な世の中になったのか、自転車界が熟成したのか、はたまた別の理由があるのか。とはいえこれからもこの問題は存在し続けるのでしょうね。
Peaks Coaching Group – Japan
中田尚志
SNSで悪意を向けてくる相手にどう向き合うか? クリス・ホーナー
Chris Horner stays near the front and out of trouble on his all-red kit…
「何もしてはいけない。反論も反応もしてはいけない。そして僕はバイクに乗る」 クリス・ホーナー
下記は昨年クリス・ホーナーに行ったインタビューより。
2014年 ディフェンディング・チャンピオンとして迎えたブエルタ・ア・エスパーニャ。
「前年度チャンピオン、クリス・ホーナーのコルチゾール値が異常。出走不許可。」
このニュースにマスコミは色めき立ち、ホーナーは敵意と好奇の目にさらされた。
41才でグランツール総合優勝。かつてのランス・アームストロングのチームメート。ヨハン・ブルイネールのチーム所属。
以前に所属していたソニア・デュバルはチームメートのピエポリ、リッコなどがEPOで永久追放。
チームメートの薬物汚染と彼が登りに強いことで何度も嫌疑をかけられてきた(クライマーにとって赤血球増加ホルモンは特に効く)。今度こそ逃すまいとプレスは彼を追いかけ、インターネットは荒れに荒れた。
彼はキャリアを通して潔白を主張。「フランセージュ・デジュ時代、チームメートの何を摂って何を摂ってはいけないかの議論に疲れていた。それが欧州から一旦引き上げた理由のひとつだ。ドーピング検出の技術があがるほど僕の成績は上向いた。プロトンがクリーンであればあるほどに勝てるようになった。それが僕がクリーンである証明だ。」
「2014年。 イタリアのトンネルでクルマに轢かれた。片方の肺はパンクし複数の骨折。それ以来咳が止まらなくなった。そのため、医師に治療薬を処方してもらっていた。実際このクラッシュが僕のキャリアを終わらせたのだけど。 その年のツールに来たメディアなら知っている。僕がいつも咳をしていたことを」
「でもインターネット上は僕に対する批判が吹き荒れ攻撃の対象になった。”コルチゾールこそがあいつの強さの秘密だ!”と。咳の治療薬がコルチゾール値に影響を与えていた。もちろんTUEを申請している。でもネットでは恰好の攻撃対象だ。”アイツはズルをしている!”ってね。
こういった時、反論や反応をしては餌食になるだけだ。真実を知らない彼らは何を言おうと徹底的に叩いて来る。」
「あの日、僕はブエルタのスタート地点から6時間のライドに出た。
この年、勝てないのは分かっていた。でもせめてディフェンディング・チャンピオンとしてゼッケンNO.1をつけてレースに出たかった。それはもう叶わない。
全てを知っているチームが僕を守ってくれないのもあまりに腹立たしかった。彼らは翌年、僕と契約しないから守る必要が無かったのだろう。
でも美しい国立公園を走っている間に頭は整理された。”もう良いじゃないか。誰が何と言おうと僕はブエルタのディフェンディング・チャンピオンだ。そして今日も大好きなバイクに乗って給料がもらえる。人生は素晴らしい。” 僕は頭を整理したい時いつもバイクに乗った。」
「大騒ぎのチームバスに戻るとプレスは僕を追い回してきた。でももう大丈夫。”OK! 6時間も待ったなら、あと10分待てるだろう。シャワーを浴びさせてくれ”
Peaks Coaching Group Japan
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堀進也コーチ
理学療法士として病院に勤務するトレーナー。
名古屋地区で怪我のリハビリからパワートレーニングまで広く自転車に携わる
山本朋貴コーチ
ITベンチャー企業で激務をこなす中でパワーメーターを駆使して効率的にトレーニングを行い2011-2012年MTB全日本選手権マスタークラスを2連覇
ストラーダバイシクルズ に勤務。ロード、MTB、CXさらにはトライアスロンと、すべての種類のバイクに精通している。
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中田尚志