トム・ピドコック 22分44秒 389W?
- 2022年12月20日
- ブログ
トム・ピドコック(英イネオス)のデータが公開されていました。
2022年12月18日のデータ 22分44秒 389W 58kg
FTP 374W 6.44kg/w
今の時期はシクロクロスを行っているとは言え、ロードシーズンのピークほどはパワーは出ていないはずです。
それでこのデータは凄いですね。
彼のデータから導き出されたPDカーブ(各時間辺りのマックスパワー=MMPから導き出された生理学的曲線)はコチラ
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[トレーニング] 動画を撮ってみよう
ペダリング改善の為に自身のペダリングをビデオに撮ってみるのはお勧めです。
ローラーなら簡単に動画を撮影してペダリングを見ることが出来ます。
お勧めの撮影方法
・撮影する強度はいつも一定に(パワーゾーンはテンポ 76-90% of FTPがお勧め。)
・前後左右両側から15-20秒ほど撮影
・ポジションを変更した時や4-8週間経ったら再度撮影してチェック
動画は現CX全日本チャンピオンの小坂光選手
・上死点・下死点の通過がスムーズで推進力が死なない
・上半身はリラックスしハンドルに手を添えているだけ
・シッティングでもペダルに体重が載っていて、サドル・ハンドルは支えているだけ
全体的に動きが柔らかく、硬さがないです。
冬は機材やポジションの変更が多く、またウエイトトレーニングによってポジションやペダリングが大きく変わることがあります。
定期的に撮影することで変化をチェックすることが出来ます。
自身の走っている姿を見るのは不可能ですが、動画なら簡単に振り返ることが出来ます。
お勧めです!
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FTPが高ければレースに勝てるのか?

写真は先日行われたツール・ド・おきなわ チャンピオン・ロード・レースのデータです。(先日の投稿とは別の選手です)
走行時間: 5:24:30
距離: 201km
TSS: 374tss
Work: 3326kJ
NP: 229W
おきなわで最も大きな登りといえば2度登る普久川ダム
普久川ダム1回目 18:38 257W
逃げている選手が居たため集団はある程度足を溜めつつ登った1回目はAVGでFTPの90%程度。おおむね有酸素領域で登ったことになります。
普久川ダム2回目 17:13 275W
勝負の始まる東海岸に向けてふるいにかけられていきます。
この選手は最後までチームの為に牽引する役目を担っていました。
2回目の普久川ダムはFTPの97%でこなし、東海岸に入ります。
もしここで彼のFTPが低ければ普久川ダムはFTP以上に達してしまい、東海岸まで足を残すのは難しくなります。
東海岸で勝負 or アシストをするには普久川ダムを集団で登る際にFTPを大幅に超えてしまわないのが条件になります。
ではFTPが高ければ後半も足が残り勝てるのか?というとそうでもありません。

疲労耐性(Fatigue resistance)
2回めの普久川ダムを超えた時点で既に産生したエネルギーは2127kJ。
普段参戦する120km前後のロードレースに近いエネルギー量です。
しかし、おきなわのレースは200km。ここからゴールまでは更に1時間40分, 1200 kJ 140TSSを生み出す必要があります。
東海岸はノコギリ状のアップダウンが続きます。時速20km程度の登り、時速76kmに達する下りが連続し足を削られます。
ここで勝負 / アシストをするには高い疲労耐性(Fatigue resistance)が必要になります。
疲労耐性はFTPとは別の能力で、大きな仕事量をこなした後でも高いパワーが出せる能力です。
この選手は2000kJをこなした後に-10-13%程度出せる疲労耐性はあるために海岸線で集団を牽引。エースの最終アタックに繋げる任務を遂行しました。
おきなわではFTPと共に疲労耐性が試されます。
[クライアント募集] 新保光起コーチ

新保光起コーチのクライアントを若干名募集します。
選手時代は愛三、ラバネロ、NIPPOなどのチームを渡り歩き、2002 ジャパンカップ7位、全日本実業団優勝、ツール・ド・北海道山岳賞などの好成績を収めました。
日本で初めてパワーメーターを使用した選手の一人でもあります(写真)
ロードはもちろんMTBなどオフロードにも詳しい新保さんのコーチングにご興味のある方は是非お問い合わせください。
https://peakscoachinggroup.jp/product/onlinecoaching/
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