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猪野学 ネオ坂バカ奮”登”記 第17回

 
 
「競技というものは経験を積めば積むほど難しくなるような気がする。」
 
チャリダー 猪野学さんの乗鞍レポートです。
 
冒頭の言葉はまさにその通りだと思います。
欲しいと追いかけるほどに結果は遠ざかることがあります。
 
でもそれでも努力を止めなければ、何かしらの結果が出ることが多いです。何よりそこに向かって努力したことが素晴らしい価値があると思います!
次回の連載も楽しみですね!
 
 
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[市川雅敏] 目標を追いかける 

シーズン初戦を走り終えた選手も多いのではないでしょうか?

冬の間トレーニングを積んだにも関わらず努力が報われなかったと感じている選手も居るかもしれません。そんな場合に選手はどういった思考をするべきか?

 

日本初の欧州プロ(現ワールド・ツアー) 市川雅敏さんにお伺いした話を紹介したいと思います。

チームの監督やコーチにもご参考いただきたい内容です。

 

市川さんがアマチュア時代に活動していたのはスイス。 雪深いスイスでのトレーニングでは、どうしても他地域の選手よりも仕上がりが遅れる。

 

上手く走れなかった市川さんに監督のデュポルポンはこう声をかけた。

「マサ、春先は悔しい思いをしておいた方が良い。

そうすれば”暖かくなったらみてろよ”っていう気持ちで毎日トレーニング出来るだろ?それが君を強くする。

でも今が絶好調だとしたら、どう思う?

”いつ好調が終わってしまうんだろう?”という気持ちでトレーニングすることになるだろう。

ライダーは追いかけられるのではなく、いつも目標を追いかけたほうが良い。」

 

そこから市川さんは、来る本格的なシーズンに備えてレース前日に乗り込むこともあったという。

「足を作りたい時期に目先のレースに向けて調整してしまったら、強くはなれない。

 

最初はレース直前でも長距離に行くチームメートを見て”なんでこんなに走るんだよ〜”なんて思いながらついて行ってたけど、目的が分かってからは自分もそうしていた。

 

重要で勝ちたいレースに勝つにはそれが必要だったからね」

 

エリート・アマチュアで4勝すればプロになれると言われていた時代。 市川さんは7勝を挙げ翌年プロの契約を勝ち取った。

 

市川雅敏さんのお話いかがだったでしょうか?

シーズン開幕戦で上手く行かなかった選手も来るシーズンに向けてトレーニングを続けて頂ければと思います。

Peaks Coaching Group – Japan

中田尚志

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スプリンターのギア

サム・ベネット 55 x 11-30t
ティム・メリエー 56 x 11-30t
マーク・カベンディッシュ 56 x 11-30t
– – – –

 
トラック競技から始まった大ギア化はロードにも波及してきました。
 
大ギア化の理由は同じギア比だとギア歯数が多い方がチェーンの屈曲が小さくなり駆動抵抗が減るからです。
ビッグギア・プーリーと同じ理屈です。
 
以前はローが25t程度でしたからチェーンリングを大きくするとローが重くなりすぎました。しかし、現在は多段化で30t以上を使えるようになり問題は無くなりました。
 
またインナーとアウターの歯数差がありすぎると、以前は変速に支障が出ました。
しかし現在は電動変速などの技術が進み、トラブルが起きにくくなったのも大ギア化が進んだ理由でしょう。
それにしても大きいギアですね。