[サイクルスポーツ1月号] イメージの重要性
パワートレーニングの基本は、ターゲットのパワーゾーンを狙い撃ちしてワークアウトを進めることです。
そうすることで、強化したいエネルギーの供給システムごとに強化が出来るからです。
しかし、トレーニング効果を最大化したければ単にターゲットをフォローするだけでは不十分です。
パワーゾーンごとに「イメージ」を持ってワークアウトを進めるとより効果を高めることが出来ます。
このワークアウトを行うときは、例えばツール・ド・フランスの超級山岳をイメージします。
(1)前半 0-7分
前半のVO2Max / SSTは山岳の麓からペースが上下しながら集団が削られていっているイメージです。
その為、VO2Maxでは踏みすぎずSSTではいかにリラックスして回復させるかがポイントになります。
(作るべきはライバルのアタックに対応しながら集団に残るイメージです。集団からこぼれるイメージではありません!)
(2)中盤 7-14分
中盤のVO2Maxは集団の人数を更に絞るために自身が「踏んで」集団を削るイメージ。
(3)後半 14-20分
後半のVO2Maxは、いよいよ勝負のアタックに出るイメージです!
繰り返されるペースアップで足には来ていますが、SSTで何とか回復させて、最終的にライバルを振り切るつもりでVO2Maxを行いましょう。
その為、最後の数本はオールアウト覚悟の「本気踏み」です。
このようにイメージをもつことで、よりテンションを高く保ち、実戦に役立つトレーニングを行うことが出来ます。
ワークアウトを眺めて自分なりのイメージを作ってトレーニングするのがお勧めです!
詳しくは発売中のサイクルスポーツ1月号をご覧くださいね。