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[Training] 寒波に備える Part1

年末年始に寒波が来ると言われています。
皆様お気をつけてトレーニングして頂ければと思います。
 
寒波に備える
・暖かい時間に山に入れるようにスタートする
 
・下りは日当たりの良い斜面になるようにコースレイアウトを考える
 
・山間部を走る(森の中は風が弱まるため)
 
・登りは緩斜面で長時間登れるように、下りは体が冷えないように短時間で済む急な斜面を選ぶと良い
 
機材面
・泥除け: お尻が濡れずに済むと体の冷えは随分と抑えられます。
山間部は時雨れることが多いですし路面が乾きにくいのでオススメです! 少しでも濡れるのを避けたいのと、サドルに付けるタイプはダンシングのリズムが狂うので私はフルカバータイプを長年愛用しています。
 
・魔法瓶: ボトルゲージに入るタイプがオススメです。ポケットに入れても良いですが意外に重いのと脱いだ服を入れるためになるべく空けておきたいからです。
 
・充電式カイロ 
 
・ジャージとタイツは寒すぎず暑すぎないものを選ぶ。そのためにはインナー選びが重要になります。
 
その他
魔法瓶に入れるのはショウガ紅茶がオススメです。
 
作り方は通常の紅茶にすりおろしたショウガを入れます。私は都度作るのが面倒なので一個をすりおろして冷凍庫に凍らせて保存しています。
苦さが苦手ならハチミツを入れると美味しくなります。
 
次回は更に深く寒波対策について書いてみたいと思います。
 
Peaks Coaching Group – Japan
中田尚志
 
 

 

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[CX] 区間タイムから見るトップ選手の戦術

シクロクロスは路面状況が刻々と変わるためにパワーに対してタイムは比例しません。
 
例えば全日本のように一周ごとに泥が深くなっていくような状況だと、かけたパワーは上がっても、ぬかるみに足を取られているためにタイムは落ちていきます。
このような場合はシンプルに区間タイムを測る方が比較がしやすいです。
 
 
動画はトップの二人
 
(1)乗車できる泥区間
 

トップの二人は乗車できる泥の区間で他の選手より2−3秒速い周回が多かったです。
 
 
(2)担ぎのキャンバー区間
 

一方で担ぎのキャンバー区間は後続の選手の方が速いことが多かったです。
 
 
ここから見えることは….
(1)乗車できる泥区間
踏んでいくことで後続とのリードを広げる。もしくは二人の勝負をしている区間
 
(2)担ぎのキャンバー区間
度胸勝負で突っ込んでミスをしてしまいレースを落とすリスクよりも、確実に走って勝負どころに備える区間
 
トップの二人は後続との差を広げるとともに二人での勝負も考えて走っています。
その為、差を広げれる区間では踏んでいく。リスクのある区間は確実にやり過ごす。と走り方をクレバーに使い分けていたことが予想されます。
特に今回の担ぎのキャンバー区間は酷くぬかるんでいて、一度足を滑らすとコース外まで滑って行くリスクがありました。
ここで引き離す or 追い抜くというのはあまり良い作戦ではありません。リスクが高すぎますし、もし抜いたとしてもついて来られる可能性が高いからです。
 
後続の選手はリスク覚悟で追いつかない限りレースで勝ちは見えないので、担ぎのキャンバー区間でも出来るだけ乗って追いかけていたとも言えます。
 
泥区間・舗装路区間・担ぎ区間などに区切って、ストップウォッチ片手に観戦するとより深くレースを楽しむことが出来るのでお勧めです。
 
Peaks Coaching Group Japan
中田尚志
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[CX] ピットスタッフの戦い

シクロクロスはロードレースと比較してチームプレーは少なくなります。
空気抵抗が占める割合が少なく、ダートでの個々の走力がモノを言うからです。
しかし完全に個人戦かというとそうではなく、チームスタッフが外から選手を支えます。
 
たった1回のミスでレースを落としかねない1時間の短期決戦では、スタッフとの”チームプレー”が欠かせません。
 
スタッフのチームプレー
・スタート直前まで選手が温かい服を着れるようにサポート
・泥で重くなったバイクをピットで交換
・周回中に代車を洗浄し次の交換に備える
 
CXレースではバイクには信じられないほど多くの泥が付着します。
時に泥は1kg以上の重量増を招き、ドライブトレインは回転のスムーズさを失います。酷い時は手でクランクを回しても回転が重くなっているのがハッキリと分かるぐらいです。
またタイヤを覆う泥はグリップを失わせます。
 
優勝を狙うチームはジェット・ウォッシャーを持っていて、あっという間にバイクから泥を落とし、ピカピカにして次の交換に備えます。
軽く汚れのないバイクを受け取れることは選手に精神的・肉体的なアドバンテージを与えてくれます。
 
Peaks Coaching Group Japan
中田尚志