[Track] ラッキーカラーを身にまとう
(1)トラック競技に挑む選手たち
トラック短距離種目は一瞬の勝負どころを見極めて最大パワーを発揮する必要があるため、極限まで集中力を高める必要があります。
その為選手は自分なりに集中力を高める方法を身につけています。
(2)集中力を高める方法
静かに目を閉じ瞑想状態に入る選手もいれば、必ず決まった側から靴を履く、ネックレスにキスをするなどのゲン担ぎをする選手、必ず神に祈ってからスタートするなどルーティンを決めるなど選手によって集中力を高める方法は様々です。
写真のマディ・ゴドビー(Maddie Godby) のように好きな色を見にまとう選手も多くいます。
好きな色を身につける事で気持ちを高めようというわけです。
彼女のラッキーカラーはパープル。
シューレースやネイル、ハンドルグリップなど色々なところにラッキーカラーのアイテムをつけてレースに挑みます。
皆さんもレースや大切なプレゼンなどにテンションが上がるカラーを身に付けて臨んでみてはいかがでしょうか?
意外な力が出るかもしれませんよ。
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[Track] トラック世界選の機材について
時に時速70kmを超えるトラック競技の機材開発で最も優先されるのは空気抵抗の削減です。
(1)空気抵抗
空気抵抗は走行時の抵抗全体の90%以上を占めます。
しかも空気抵抗は駆動抵抗や路面抵抗といった他の抵抗と違いスピードが上がれば上がるほど増加しますから1 / 1000秒を削ろうとすると真っ先に取り組むべき課題となります。
空気抵抗の内訳は機材よりも人間の体の方が大きく、空気抵抗全体の70%を占めます。
その為ヘルメットやスキンスーツといったハードはもちろん、風洞実験室でのエアロポジションの研究にも余念がありません。
(2)新しいハンドルのコンセプト
その中で近年注目されているのはハンドルです。
以前はウイング形状にすることでハンドル自体のエアロ化を図っていましたが、最近は選手の姿勢をよりエアロにする形状のものが出てきました。
写真はエンデュランス種目で使われているハンドルです。
まるでロードバイクのブレーキフードのような形状をしていますが、実はこの突起を持つことで空気抵抗が減ります。
風洞実験により、ドロップを持って腕を伸ばすよりもフード部を持って腕を直角に曲げる方が空気抵抗が少ないことが分かったのです。(選手の身長やポジションにもよる)
腕全体ではなく上腕部のみで風を受けるからです。
こうして身体の空気抵抗を減らす方がハンドルをウイング形状にするより余程効果が大きい訳です。
その為、従来のハンドルでは握りにくかったポジションを取りやすくする為に、こういった形状にしています。
(3)意外な恩恵
またこのハンドル形状により体を預けるように踏めるので、スピードも維持しやすくなります。
その為、以前は見られなかったフード部を持ってのスプリントも最近では頻繁に見られるようになりました。
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Nakata Takashi