「測れるものだけが進歩を測れる。」
アンディ・コーガン博士
パワートレーニングのみならず、ウエイト・トレーニングにもアンディ・コーガンの言葉は適用出来ます。
この時期選手たちはシーズンインに備えてジムの時間を減らし、バイクの乗り込みに集中していきますがトレーニング日誌に日々のウエイト・トレーニングの内容を書いておくことで、今季のトレーニングの達成度合いと来季の到達すべき目標を明らかにしておくことが出来ます。
・トレーニング記載の方法
例えばウエイト・トレーニング開始当初にスクワットを 下記のように行なったとします。
1セット目: 30kg x 10 回
2セット目: 40kg x 10回
3セット目: 50kg x 8回
この場合トレーニング日誌にはこのように記載します。
日付 スクワット 30 x 10 + 40 x 10 + 50 x 8= 1200kg
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これが1月の終わりに下記のようなトレーニングが出来るようになったとします。
1セット目: 30kg x 10 回
2セット目: 50kg x 10回
3セット目: 60kg x 10回
4セット目: 70kg x 6回
30 x 10 + 50 x 10 + 60 x 10 + 70 x 6 = 1820kg
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スクワット 1200kg → 1820kg
こうして合計重量を書いておけば、一目でたくさんの重量を上げれるようになったことが分かるわけです。
こうすることで毎冬ただウエイトをあげるだけでなく「進歩を測れる」わけです。
記録があればゴールの設定やトレーニングの戦略を立てることも出来ます
この例なら来季は概ね1200kgから始めれば安全で、1月下旬に1820kgを超えることが前年よりも強くなる条件だと分かるわけです。
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トレーニングはゴールを設定し、プランを持って行うことで達成率が高くなります。
現状を把握し「来季はここまで行きたい。」というゴールを設定したら、常にゴールまでの距離を測りながらトレーニングを行います。
あとは「ここまで行きたい。行くんだ!」という思いを持ってトレーニングすればゴールが近づいて来るはずです。
モデルは石川県金沢市にある hood training (フッド・トレーニング) の旭大和(あさひ・やまと)さん。