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[Track] トラック世界選手権で驚いたこと その3 橋本英也選手

ベルリンのベロドロームは周長250m 幅員7.5m 最大傾斜は45°です。
オムニアムではこの狭いトラックを25名ほどの選手がひしめき合って走ります。
トップレベルの選手たちは勝負どころでは肘をぶつけ合いポジションを主張します。
 
写真はオムニアムでの日本の橋本英也選手とギャビン・フーバー選手
S/Fラインで接触し、落車を避けた橋本選手はペダルを外したまま1コーナーへ。
トラックバイクは固定ギアのため足を止めることは出来ませんしブレーキもありません。
加えてこのとき彼は安定性の悪いハンドルの肩の部分に手を載せるスタイルで走っていたので私も思わず「いった…。」と思いました。
しかしクランクが強制的に回っている状態から再度ペダルをキャッチし落車を回避。
事なきを得ました。
世界のトップで走っている選手はペダルの位置がどこにあるかを的確に捉えていますし、また危険回避能力も高いですね。
今回の世界選随一のナイスセーブでした!
 
 

 
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[Track] トラック世界選手権で驚いたこと その2 ロッテ・コペッキー(ベルギー)

昨年ロットチームのロジャー・クルーゲがUAEツアーの翌日に世界選マディソンを走って金メダルを獲ったのは誰しもが驚いたのですが、今回もロットチームに在籍する女子選手ロッテ・コペッキーが偉業を成し遂げました。
 
コペッキーはドイツ・ベルリンで行われた世界選手権でマディソン4位、ポイントレース10位を獲得しました。
その翌日にベルギーでのレース G.P.サミンに出場して3位に入賞。
これには流石に驚きました。
 
プロであれば2日間連続してレースを走ることはよくありますが、今回は国をまたいでいますし種目も違います。
世界にはすごい選手が居るものですね。
 
写真はコペッキーのインスタグラムより。
 

 
 
 
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Nakata Takashi
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[Track] トラック世界選手権で驚いたこと その1 ベルリン・ベロドローム

ベルリン・ベロドロームは、最大観客収容数が12,000人もあるにも関わらず外から見ると一体どこにあるか分からない不思議な建物です。
半地下にあるために見た目はベロドロームだと全く分かりません。
また不思議なことに地上にはベロドロームと表すような看板がありません。
Berlin velodrome2
 
1997年にスポーツコンプレックスとして建設され隣にはプールやテニスコートがあり、屋上は公園になっています。
トラック世界選に関しては1999年以来、約20年ぶりの2度目の開催とのことでした。
Berlin velodrome
(1)驚きの設備
このベロドローム、驚くことにコンサートや他のスポーツイベントの時は一部の走路が格納され観客席が表れます。
さらに驚くことにインフィールドにプールやテニスコートを設置することも出来ます。
湿度の管理を厳正に行わないと走路が反ってしまう木製走路内にプールを作ってしまうというアイデアに驚きました。
 

 
このバンクは移動式にも関わらず世界記録を連発するようなスムーズな路面です。
20年ほど前に東京ドーム内に設置されたトラックで走ったことがあるのですがクセが強く継ぎ目で跳ねるのでお世辞にも良いトラックとは思いませんでしたので、どうやってスムーズな繋ぎ目を実現しているのか興味があります。
 
流石ドイツの技術といった感じですね。
 
 
 
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中田尚志 

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