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[レース] スロベニア国内選手権

(1)レース
プリモシュ・ログリッチとタデイ・ポガチャルという当代きってのスターを有するスロベニアでの選手権。
登りに強い二人を意識してか山頂ゴールのコースレイアウトです。

The Teleport Attack! 😲😲😲 How Primož Roglič won the Slovenian National Championships 🎥: TV2 Slovenia

CyclingHubさんの投稿 2020年6月24日水曜日

戦前の予想通り山頂近くでは二人に絞られ最後はログリッチがアタック。
コミッセールのバイクがログリッチのイン側の進路を塞いだ後に結果的にポガチャルを引いてしまいヒヤリとしましたが、ログリッチは押し切って優勝しています。
(2)キー・ラーニング・ポイント
– 勝負を決めるアタックは一回! 
実力が拮抗している場合、勝負を決めるチャンスは1回しかありません。アタックを連発するのは派手に見えますが、それは同時に勝負を決めきる足とセンスがないことも表しています。
-タイミングを図る
相手が自分を見ていない時がチャンスです。前走者が一度振り向いた後はすぐにまた振り返らないので勝機があります。
ログリッチは前をひくポガチャルが警戒して後ろを向いた為に一旦アタックを中止
その後、ポガチャルが前を向いて右に流れた瞬間に勝負を決めるアタックを繰り出しています。
今回のように前走者が右に進路を取った場合は左いっぱいに寄ってアタックすれば、相手が進路を変えて真後ろにつくまでに時間がかかるのでアタックが成功するチャンスは増えます。
-決める時はダンシング
自身が足に来ていても勝負を決める時はダンシング!
ギアをかけてダンシングするとシッティングよりも必ずパワーが高くなるので、残り距離が1分以内なら自身が踏み切れる最大のギアをかけてダンシングで押し切った方が成功する可能性は高くなります。
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コロナウイルスの影響で中断されていたレース活動ですが、段階的に再開に向かっていますね。
コロナウイルスが終息し、またエキサイティングな沢山レースを見れる日が来て欲しいものです。
Peaks Coaching Group – Japan
中田尚志
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アクティブリカバリー(AR)について

hood training の旭大和さんのトレーニング動画です。
今回はアクティブリカバリー(AR)について
自転車のARトレーニングで多い間違いは下記の2点です。
・強度が高すぎる
・時間が長過ぎる

ハンター・アレンの言葉を借りればアクティブリカバリーは「ペダルに足を載せるだけでいい」。
疲労して固くなった筋肉を解し血流を促すのが目的ですから、無駄に踏んではいけませんし、長く走りすぎるのも考えものです。
ここで距離を稼いでも強くはならないどころか疲労の上乗せになるからです。
ARの目安
・TSSはアマチュアだと30以下、プロでも50以下
・時間は30分〜1時間
・強度はFTPの65%以下
・感覚的には硬くてうまく足が回らなかったのが、暫くペダリングした結果、丸く回っている感覚がつかめればOK。帰りましょう。
ハードにトレーニングして、ハードに回復し、またハードに追い込みましょう!
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[Training] レースがない中で進捗を測る

トレーニングをしていく中で「どれぐらい強くなったか?」を定期的に測るのは大切です。
選手なら誰でも毎日頑張ってトレーニングしますが、「強くなったかどうか?」を測るのは意外とやっていないものです。
トレーニングの進捗を測る方法
1.テストをする
5秒, 1分, 5分, 20分など時間を区切りマックスパワーを測る。
上記の4種類はエネルギーの代謝システムが異なるので、それぞれの能力がどれぐらい伸びているかを見るわけです。
2.トレーニングデータから進捗を測る
テストは能力を測るのに簡単確実な方法ですが、そう毎日のように出来るものではありません。
データから能力の向上を推し量るのも良い方法です。
2.のデータから測る方法は複数ありますが、例えばEF(Efficiency Factor)はエアロビック能力を測るのに便利です。
EFは言い換えれば「心拍1回で何ワット出せるか?」です。
算出方法は 平均パワー÷平均心拍数=EF
例:
平均パワー300Wで20分 平均心拍160bpmで走ったとすると…
EF=AVG Power ÷ AVG HR=300W ÷160bpm=1.875W/bpm
それがトレーニングを積んで心肺機能が上がり心臓の1回あたりの拍出量が増えて150bpmで300Wで走れるようになったとします。
そうするとEFは…
EF=300W ÷ 150bpm=2.00W/bpm
1bpmあたり2ワット出せるようになったことなります。
他の言い方をすると同じパワーでも息切れせずに済むようになったと言えます。
2/20のトレーニング 
5/8のトレーニング
写真の選手は2月20日と5月8日に同じトレーニングをしてみてEFの進捗を見ています。
SST 20min SST 20min FTP 15min
Power EF(W/bpm) Power EF Power EF
2/20 289W 1.96 300W 1.98 321W 1.94
5/8 316W 2.12 309W 2.05 341W 2.12
平均パワーも上がっていますが、EFも有意に上昇しています。
EFであれば全開走をしなくても進捗が見れますので、テストほど心理的なプレッシャーを感じること無く測ることが出来ます。
レース再開に向けて準備はしっかりしておきたいですね!