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夢中になるのに遅すぎるというこはない。

ヨノツさんは日本で自転車レースを始めた39才の選手です。
先日行われたJBCFきらら浜のE2タイムトライアルで優勝されました。

タイム的にはE1でも4位に入れるタイムです。

(1)ヨノツさんの自転車歴
自転車レースが盛んな京都在住でトレーニングパートナーにも恵まれ競技開始は遅かったですが短期間で強くなってきました。

今年はE2からE1に上がってレースするのが目標です。

パワートレーニングにも熱心でコーチングしていてもパワーに関しても質問攻めに遭います。

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「あなたにとって適正なクランク長とは?」

スズパワーチャンネル
埼玉県で3店舗を展開されるスポーツバイクファクトリースズキさんのYoutubeチャンネルです。
今回はクランク長のお話。
 
 
(1)クランク長
適正クランク長には個人差があって、長くすれば良い場合もあれば短くしたほうが良い場合もあります。
単に足の長さだけでなく柔軟性やサドルの高さ後退幅、クラウチングの深さなども加味して考える必要があります。

 
 
(2)では何ミリにすれば良いのか?
以前は身長1/10説(170cmの人なら170mm)というのもありましたが、現在は下記を目安にして決定します。
 
・上死点に来た時に骨盤が揺れない(股関節に詰まりが無い)
・上死点に来た時に膝が左右に逃げない(股関節の詰まりから膝振れることがない)
・踏み込み時に力が入る(至適筋節長)
・下死点で足が余らない、かつ遠すぎる感覚がない(至適筋節長)
 
実際にはフィッティング+感覚(股関節のつまり感や踏み込みが真っ直ぐ入るか)で決めることになります。
クランク長を変えるとサドルの高さ、前後位置・ステムの長さ、高さなど全部セッティングは変わります。
 
(3)変更は慎重に
クランク長を2.5mm変えるだけでもペダリングの感覚は結構変わります。また前述のようにバイクのセッティングも変わります。ですからあまりに一気に長さを変えると感覚がおかしくなるので変更する長さは2.5mm/5mm程度にとどめておくのがお勧めです。
また選手の場合はオフシーズンに試したほうが無難でしょう。
 
 
動画にもあるようにクランク長によるテコの原理は関係ないと言われています。
クランク・チェーンリング・リアコグを3つのギアを考えた時に同じギア比ならクランクが長いほうが軽い力で動くようになりますが、より速く動かさないといけなくなるし、そもそもギアで調整すれば同じになるからです。
また時計で言う3時の位置の踏み込みだけでなく、クランク一回転の運動で考える必要があります。
 
スポーツバイク ファクトリー スズキさんではレンタルクランクも用意されています。
興味のある方は店頭までお越しください。
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[パワーメーター] Quarq クオルク

クオルクSRAM傘下にあるパワーメーターのメーカーです。
 
社長のジム・マイヤーはマサチューセッツ工科大学で学んだ秀才で、自身のトレーニングの為にパワーメーターを自作しました。
彼は18ヶ月かけて最初のパワーメーターを完成させました。
そこでパワーメーター業界に参入することに決めクオルクを設立。
 
最初の売上が入るまで実に2年半も収入が無かったと言います。
 
ジムは言います「起業家に投資するのは3種類の”F”たちだ。ファミリー、フレンド、フール(バカ)だ。自分は家族のバックアップで事業継続が出来た。」
 
ジムは親と義父の土地建物を抵当に入れて資金を調達したと言います。
 
写真は2014年のインターバイクの展示会で撮影したもの。
ハンターがクオルクのブースで当時最新だったWKO4を説明しているところです。彼は黎明期のクオルクをジムからもらってテストしていました。
 
当時はパワーメーター業界への新規参入が相次いだ時代でした。
一昔前にはSRM, パワータップの2社しかなかったメーカーが1年程度の間に12社に増えたのです。
 
この時すでにクオルクは多くの人に認知されていましたが、それでもまだ参入後6年程度しか経っていませんでした。
現在は姿を消してしまったメーカーも多くありますが、クオルクの製品は精度と耐久性が高く、信頼出来るパワーメーターとして今も愛されています。
 
パワーメーター業界に参入する企業の多くはガレージカンパニー(家の車庫)からスタートしています。
それぞれに夢のあるストーリーがあって興味深いですね。