昨日のツール・ド・フランスではエガン・ベルナルがスタートしなかった事が大きな話題になりました。
総合トップ10に一人も送り込めていないイネオスにとってベルナルを離脱させるのは難しい判断だったと思います。
しかし、ドフィネで負った怪我の影響を考え若いベルナルには無理をさせないことにしたようです。
このニュースを聞いた時に市川雅敏さんからお聞きした「良い監督の条件」の話を思い出しました。
「良い監督だと選手がリタイアに追い込まれる前に”もう降りなさい”って止めるの。」
昨日に続いて2019 ローソン・クラドック(EFエデュケーション)のミラノ〜サンレモのデータを見ていきましょう。
時間・距離・TSS・エネルギー量を確認することで概要がつかめたら、更に深くデータを見ていきます。
※写真をクリックすると実際のデータがご覧いただけます
プリマベーラ(春)と呼ばれるミラノ~サンレモが今年は8月に行われます。
このレースはUCIのカレンダーで唯一300kmを超えます。コースの性質上、スプリンターが勝つことが多いですが、レース距離が長いために単純なスプリント勝負ではなく、フィニッシュラインに至るまでの重労働を経てもなおスプリント出来る者だけが優勝を狙えるレースです。
2019年トレーニング・ピークスに公開されたローソン・クラドック(EFエデュケーション・ファースト)のレースデータを元に見ていきましょう。
※写真をクリックするとデータがご覧いただけます