PCGメルマガ 2020年を振り返る part1


2020年も残りわずかとなってきました。

毎年「激動の」「変化に富んだ」と繰り返される一年の振り返りですが、今年ほどそれらのフレーズが相応しい年も珍しかったのでは無いでしょうか。

「殆ど発行していないメールマガジンで一年を振り返るの?」と自身に多少の疑問をいだきつつ振り返っていきたいと思います。

(1)トラック世界選手権ベルリン

東京五輪に向けての最終決戦として開催されたトラック世界選。

チェーン・サプライヤーのお手伝いをしている関係でUSチームにサポートに行ったのですが、女子チーム・パシュートが金メダルを獲ったのを目の当たりに出来たのは感動的でした。

USチームは2019年3月にケリー・カトリンというリオ銀メダルの立役者の一人を自殺で失いました。落車による脳震盪が原因で鬱病になってしまったことが原因でした。

コーチのゲーリー・サットンは残されたメンバーと協力し、クリテリウムで活躍する選手をリクルートしてチームを立て直してきました。

金メダル獲得時はゲーリーの出身国のオーストラリアや他国のスタッフ・選手までもが祝福に訪れていたのが印象的でした。

USチーム合宿の模様

指揮を執るゲーリー・サットン

金メダルへのライド

 

セレモニー

(2)オンライン・コーチングを体験してみませんか?

新たにコーチに加わった新保光起コーチが5名限定で、2週間のオンラインコーチング体験を募集しています。

オンラインコーチングを検討中の方は是非この機会にコーチングを体験してみて下さい。

2週間オンラインコーチング体験

・費用: 無料

・期間: 2週間

・対象: 新保コーチのオンラインコーチングをご検討中の方。レベル不問。パワーメーターとヘッドユニット(バイクコンピュータ)をお持ちであればOKです。

・方法: takashi@peakscoachinggroup.com までメールにてお問い合わせ下さい。

新保コーチについて

現役時代はNIPPO、ラバネロ、愛三工業レーシングなどで走り、1999年全日本実業団選手権優勝、2000年ツール・ド・北海道山岳賞、2002年ジャパンカップ7位など、強豪選手として活躍した。引退後の2013年に横浜市西区に「Sprint」を開業。 

2020年9月より現在の店舗である神奈川県中郡二宮町二宮1276-1に移転 ロードバイク初心者から本格的な競技者、ライフタイム・サイクリストまでをカバーする店舗を経営する。

 

 

 

 

新保コーチ

 

Peaks Coaching Group – Japan

中田尚志

 

 

[CX] 区間タイムから見るトップ選手の戦術


シクロクロスは路面状況が刻々と変わるためにパワーに対してタイムは比例しません。
 
例えば全日本のように一周ごとに泥が深くなっていくような状況だと、かけたパワーは上がっても、ぬかるみに足を取られているためにタイムは落ちていきます。
このような場合はシンプルに区間タイムを測る方が比較がしやすいです。
 
 
動画はトップの二人
 
(1)乗車できる泥区間
 

トップの二人は乗車できる泥の区間で他の選手より2−3秒速い周回が多かったです。
 
 
(2)担ぎのキャンバー区間
 

一方で担ぎのキャンバー区間は後続の選手の方が速いことが多かったです。
 
 
ここから見えることは….
(1)乗車できる泥区間
踏んでいくことで後続とのリードを広げる。もしくは二人の勝負をしている区間
 
(2)担ぎのキャンバー区間
度胸勝負で突っ込んでミスをしてしまいレースを落とすリスクよりも、確実に走って勝負どころに備える区間
 
トップの二人は後続との差を広げるとともに二人での勝負も考えて走っています。
その為、差を広げれる区間では踏んでいく。リスクのある区間は確実にやり過ごす。と走り方をクレバーに使い分けていたことが予想されます。
特に今回の担ぎのキャンバー区間は酷くぬかるんでいて、一度足を滑らすとコース外まで滑って行くリスクがありました。
ここで引き離す or 追い抜くというのはあまり良い作戦ではありません。リスクが高すぎますし、もし抜いたとしてもついて来られる可能性が高いからです。
 
後続の選手はリスク覚悟で追いつかない限りレースで勝ちは見えないので、担ぎのキャンバー区間でも出来るだけ乗って追いかけていたとも言えます。
 
泥区間・舗装路区間・担ぎ区間などに区切って、ストップウォッチ片手に観戦するとより深くレースを楽しむことが出来るのでお勧めです。
 
Peaks Coaching Group Japan
中田尚志

[CX] ピットスタッフの戦い


シクロクロスはロードレースと比較してチームプレーは少なくなります。
空気抵抗が占める割合が少なく、ダートでの個々の走力がモノを言うからです。
しかし完全に個人戦かというとそうではなく、チームスタッフが外から選手を支えます。
 
たった1回のミスでレースを落としかねない1時間の短期決戦では、スタッフとの”チームプレー”が欠かせません。
 
スタッフのチームプレー
・スタート直前まで選手が温かい服を着れるようにサポート
・泥で重くなったバイクをピットで交換
・周回中に代車を洗浄し次の交換に備える
 
CXレースではバイクには信じられないほど多くの泥が付着します。
時に泥は1kg以上の重量増を招き、ドライブトレインは回転のスムーズさを失います。酷い時は手でクランクを回しても回転が重くなっているのがハッキリと分かるぐらいです。
またタイヤを覆う泥はグリップを失わせます。
 
優勝を狙うチームはジェット・ウォッシャーを持っていて、あっという間にバイクから泥を落とし、ピカピカにして次の交換に備えます。
軽く汚れのないバイクを受け取れることは選手に精神的・肉体的なアドバンテージを与えてくれます。
 
Peaks Coaching Group Japan
中田尚志