コーチングしている選手に出した富士ヒルのアドバイスです。ご参考ください。
富士ヒルはスタートで標高1,000mを超えており、フィニッシュでは2,300mに達します。
高地に居ることを勘案して対策を立てる必要があります。
(1)酸素が少ない
低地よりも酸素が少ないのでオーバーペースには要注意。無酸素状態に入ると低地よりも回復に時間がかかります。
(2)パワー
酸素が薄い分、低地よりパワーは出ません。
標高に対する影響は個人差がありますが、5-15%程度パワーは落ちます。
ですから低地のFTPを維持しようとするべきではないです。
余裕のあるペースで走り出しましょう。
標高0m 酸素20%
標高1,000m 酸素18%
標高2,000m 酸素17%
(3)水分補給
低地よりも空気は乾いています。
水分補給は充分に。不安であればダブルボトルでスタートして、不要なら途中で水を捨てるのも手です。
(4)紫外線
高地は紫外線が強いです。
日焼け止めはいつもよりもしっかりと塗りましょう。
(5)睡眠
本番当日に前泊する場合、高地だと眠りにくい場合があります。これは個人差が大きいです。
レース数日前から意識して睡眠を多くとっておきましょう。
寝溜めは出来ないと言っても睡眠不足が続くよりよほど良いです。
ちなみにレース前夜全く眠れなくても問題なし!
レースのパフォーマンスに影響はしません。
気にせず集中しましょう。
皆様のご健闘をお祈りしています!
Peaks Coaching Group Japan
中田尚志
#富士ヒルクライム#富士ヒル
参考
https://joefrieltraining.com/altitude-and-aerobic-performance/