[レース] ポガチャル 415Wで1時間!?



Velonewsによるポガチャルのコーチ、コロラド大学教授のイニゴ・ミランのインタビュー。
 
「最後のTTでは2台のバイクにパワーメーターをつける必要はなかった。
失うものは何も無かったし飛ばし過ぎで失速しても総合2位には留まれるから。あの少年(ポガチャル)は何事にも物怖じせずに挑戦することが出来る。」
 
「彼の身体能力とメンタルはミゲル・インデュラインを思い起こさせる。他のエリートと比べても彼の能力は卓越している」
 
「彼には”フルスロットルで行け”と話した。彼はどうやって1時間415W(65kg)で走れば良いか分かっているから。」
(一部Training Peaks のインタビューより引用)
 

世界のトップ選手になると、その日維持できる最高のペースを走り出してすぐに設定することが出来ます。
パワーメーターが無くてもその日に出せるベストのワット数を掴んで維持できるわけです。
 
疲労感や精神的プレッシャーがあると正確にペースを掴むのは難しくなるのですが、身体もメンタルも強いポガチャルはこういった能力に長けているのでしょうね。
新しいチャンピオンの能力を垣間見るのに興味深い記事でした。
 
アマチュア選手がペーシングの能力を磨く方法
我々アマチュアがこういった能力を磨く方法があります。
パワーメーターをあえて隠して「FTPだと思う強度」で走ってみるのです。
 
頂上についたら数値をチェックして、その誤差を確認します。
こうして「FTPだと思う強度」と「実際に出したワット数」の差を擦り合わせて行くことで、感覚と実際の誤差を詰めていくことが出来ます。
 
それにしても415Wで1時間。6.384W/kgとは。。。
凄まじいパワーですね!
 
 
中田尚志