[トレーニング] 締めの一本
夏のトレーニングは暑さとレースを意識したものになります。
暑さのダメージを防ぎ、調子を上げるには距離を減らして強度を増やしたほうが良いです。
冬から春先にしっかり乗り込みを行っていれば、夏の1.5ヶ月間に距離を落としても耐性を失うことはありません。
いたずらに距離を乗ってダメージを負うよりもむしろ気合を入れて一本もがく方がレースのためには良いです。
1時間長く乗るぐらいだったら、FTP以上の強度を一本増やすほうが良いわけです。
お勧めはトレーニングの最後に締めの一本フルモガキを入れること。
ビデオは京大自転車部の昨年のインカレ前のトレーニングです。
トレーニングの最後に3分の全開走を入れています。
4時間を超えたところで、全開で走りMMPの90%もしくはVO2maxのレンジには入るように頑張ります。
夏のトレーニング最後に締めの一本を入れる意味
・トレーニング時間の短縮(1時間エンデュランスをするぐらいなら3分1本全力でもがいて涼しいうちに帰る)
・レース後半に強くなるため(Fatigue resistance レースはラスト1hで決まることが多い。ラスト1本でMMPの90%以上を出せると上出来)
日中の酷暑もあと少し。秋から再開されるであろうレースシーズンに向けて良いトレーニングを積み重ねて行きましょう!
中田尚志