[パワー] どれぐらいやりたいか?
グラフは社会人レーサーのデータ。 4時間のローラートレーニングです。
雪国にお住まいで冬の間はほぼローラートレーニング。年齢は40オーバーです。
平日は毎朝AM5:20からトレーニング。休日のこの日はAM6:42にトレーニング開始。
今年も全日本選手権など最高峰のカテゴリーで走るのが目標です。
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(1)冬のトレーニングのターゲット
冬の間は来るシーズンにむけて「エアロビックベースの強化」が第一になります。上のチャートでは緑の部分が有酸素から出しているパワーです。有酸素を鍛える=緑の面積を増やすことだと言い換えることが出来ます。
エンデュランス・テンポ・SSTといったFTPより低い強度を長時間刺激することでベースが出来上がります。
(2)ターゲットを刺激する
雪国にお住まいなので、この時期にエアロビックベースを作るにはローラーで乗り込むしかありません。
この日はローラーで4時間。エンデュランスとテンポを中心に強化されました(写真1枚目)。
データをパワー解析ソフトWKOで見ると、エンデュランス(青色)、テンポ(緑)、FTP(黄色)の面積が殆どで、ターゲットを無駄なく刺激できているのが分かります。
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(3)社会人レーサーに求められるもの
社会人レーサーが最高カテゴリーで走るには、大きく分けて2つの能力が求められます。
・スマートにトレーニングする
時間に制約があるので無駄に走り込む時間はありません。ターゲットを決めて的確に刺激する必要があります。それが効果的なトレーニングと休養時間の確保に繋がります。
・モチベーション
バイクトレーニング・お仕事・家庭を高次元でジャグリングする必要があります。
その為には常にトレーニングと休養に気を使い、自身を律する必要があります。
「最高峰カテゴリーで走りたい」というモチベーションがそれを実現させてくれます。
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この選手は40オーバーにも関わらず過去4年間ずっとパワーは上がっています。
精神的には常に前向きで、トレーニングへの探究心は尽きないです。
「どれだけやりたいか(How bad you want it.)」
冒頭の言葉はクリス・ホーナーに多くの困難に遭ってもプロ生活を続けた理由を聞いた時の答えです。
パワーデータをデータを見てホーナーの言葉を思い出しました。
Peaks Coaching Group Japan
中田尚志
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