[TDF] ツール・ド・フランス 第9ステージ ルーベ
アメリカのローソン・クラドックは第1ステージでクラッシュし肩甲骨にヒビが入りまぶたの上を縫いました。
通常の走行でも激痛を伴いますが、石畳の上となるとさらに大変です。
また自由にダンシング出来るわけではないので、ポジションが無理に固定されるダメージは相当なものです。
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しかし、クラドックは医者と相談しレースを続行。
新しいステージに進むたびに$100を自身を育ててくれたテキサスのベロドロームに寄付することにしました。
テキサスのベロドロームは昨年9月のハリケーンでダメージを負いましたが、充分な修復費用がありません。
彼の活動に賛同した1,300人もの人々からは既に$97,000=1,000万円もの募金が集まっています。
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ローソン・クラドック 第9ステージ
体重69kg FTP 378W 5.47W/kg
全てメーター読み
距離: 163km
時間: 3h57m31s
平均時速: 41kph
TSS: 232tss
NP: 291W
Work: 3405kJ
平均気温: 34℃
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ステージレースに石畳が組み込まれると大変なのは、デゲンコルフのようにステージ優勝を狙う選手と、総合争いでタイムを落としたくない選手が先頭に入り乱れることです。
総合を狙うような選手はあまり石畳のクラシックを走らないので石畳には不慣れです。
その為、先頭付近で攻める選手と守る選手が絡まって転んでしまうことも少なくありません。
またこの日の気温は4月に行われるパリルーベより遥かに高い34℃。これも選手を苦しめたと思います。
クラドックは骨にダメージがあるにも関わらず、この日も完走。彼のNP(Normalized Power)は291W 。
これはもし彼が一定ペースで走ったら平均291W出ていたことを意味しています。
これだけでもツールに出る選手が驚異的な精神力と体力を持っていることが分かります。
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