[トレーニング] トレーニングを快適に
年末年始の忙しさが終わり、いつもの生活に戻りつつある方が多いのではないでしょうか?
ロード選手にとって冬のトレーニングはシーズンの出来を大きく左右する大事な時期です。
元旦に今年の成功を誓った選手も多いと思います。
しかし、そんな新年の誓いの日から一段と気温が下がり、悪天候の日も多くなり、まだシーズンインまで日数がある為に早くも決意がグラついている選手も居るかも知れません。
そこで今日はトレーニングを快適にし、モチベーションをキープするグッズについてご紹介したいと思います。
寒さ対策
冬のトレーニングを快適にするには何といっても暖かさを保つことです。
(1)ウエア
最近のバイクウエアの進歩は目覚ましく、薄くとも暖かいウエアが沢山出て来ています。
もしバイク関連にいくらかお金が使えるなら、私はウエアに投資するのをお勧めします。
キャップ・ジャケット・アンダー・タイツ・グローブ・シューズカバー・・・。
これらは軽量なカーボンホイールよりもずっとライドを快適にしてくれます。
ウエア選びのコツは”体全体でどれ位保温しているか?”です。気温や体質に合わせて組み合わせを調節しましょう。
冷える部分を重点的に保温したら、どこかで放熱させる部分を作ると長時間快適に走れます。
あまりに全体を覆うと登りでオーバーヒートして、下りで冷えますから熱を逃がす部分も作ります。
末端冷え性の選手はグローブやシューズカバーは暖かいものを使い、その代わりキャップを薄いものにしてバランスを取るといった具合です。
冷える部分から投資するのがお勧めです。末端冷え性の選手はグローブやシューズカバーに投資し、足が冷えるとパワーが出なくなる選手はタイツに投資するべきだと思います。
走るメニューや疲労状態でもレイヤーを変えるのがお勧めです。
FTP以上のトレーニングをするときは、ある程度軽くて薄い方が動きやすく放熱してくれますし、エンデュランスの日はしっかりカバーしている方が長時間冷えずに走れます。
また疲労状態によっても感じる寒さは変わります。疲れている日は体の代謝も悪いですしペースもあがらないので1枚多めにカバーします。体が元気でFTPワークをこなす土曜日は少し薄着、疲労してエンデュランスに留める日曜日はネックウォーマーを追加するといった感じです。
(2)泥除け
「ロードバイクに泥除け?」と思うかも知れませんが、一度使うと止められなくなります。
この時期、京都ではトレーニングに出かけると、どこかで雨に遭うことが多いですから私はレースが始まる時期まで着けっ放しにしています。
最近はスタイリッシュな泥除けも増えていますし、お尻が濡れる不快感より多少カッコ悪い方がずっと良いです。
むしろ泥除けをつけている方が、トレーニング然としていてカッコ良いと感じるのは私だけでしょうか?
泥除けがあれば、路面が完全に濡れていてもお尻は一切濡れません。これにより股ずれの可能性も減ります。
後ろの選手に雨を跳ね上げないのも良いですね。
海外の雨や雪の多い地域では、グループライドに参加するにあたり泥除けをつけていない選手はローテーションに入れてもらえない事もあるぐらいです。
泥除けはサドルに着けるタイプとチェーンステーに着けるフルカバータイプの物がありますが、より濡れにくくダンシングでリズムを崩されないフルカバータイプの物が私のお勧めです。
(3)カイロ
ある一定の気温以下になると保温だけでなく発熱するものを身に着けた方が、重ね着を増やすよりも快適に走れます。あまりに重ね着すると登りで暑く、下りで汗が冷えるからです。
発熱量が大きく何度も使えるオイル式のカイロがお勧めです。
ただ厳冬期(2℃以下)のライドでは触媒の働きが弱まるのか期待した発熱量が得られない時もありますから、そういった環境で使用される場合は充電式がお勧めです。
どちらもバックポケットに入れておけば、背中全体が暖かいですし、休憩中に手を温めることが出来ます。
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(4)防寒グッズ以外に
欧州で活動しているプロ選手と一緒に走った時の事。「冬は走るのが楽しくなるパーツを使うのって大事だよね。」と言われて驚いたことがあります。
彼らはスポンサーから必要な物が与えられますし、バイクは勿論ですが、ちょっとした小物も自身で購入することは滅多にないからです(殆どのプロ選手は自転車に関するものを自費購入するのは勿体無いと思っています!)
しかし、ちょっとしたもの。例えば高性能なグローブやチェーンオイル、保温ボトルなどを自費購入して冬のトレーニングに出かけるモチベーションにしているとのことでした(これぐらいであればチームは大抵何も言わないです)。
皆様も冬のトレーニングを快適にして、充実したトレーニングをして頂ければと思います。
参考
デンマーク出身
MTB世界チャンピオン アニカ・ラングバッド(Annika Langvad)の”ウィンター バイク”
Winter set-up in #annikaliving ! No doubt about it, winter training is absolutely crusial for making you flying in the summer. Therefore having the right tools to get the job done is crucial. In Denmark it's often very wet and moist with temperatures just above the freezing point, which means you really have to avoid getting wet, since wet equals getting cold! Here's an insight to my set-up:Good sturdy bike with disc brakes and fenders/gards with extensions. Most clubs/groups won't let you tag along without those extensions cause you'll spray whoever's behind you in the face. Disc brakes is so much easier to maintain and braking power is out this world (Even with frozen fingers).Tires has to be of a thick/hard rubber compound. I hate flats in 2 degrees and rain. I therefore use the Armadillo tires. If you have to change tubes remember to tuck your gloves underneath your jacket. They'll stay warm and you have a chance of regaining feeling in your fingers after the pit stop. Put on something wind and water proof. Wet is not an issue – wet and cold is certain disaster. I always put toe covers over the shoe covers. It gives you that extra bit of warmth to get you through the ride. #seekanddiverge @iamspecialized_mtb Specialized Bicycles
Annika Langvad Fanpageさんの投稿 2016年12月12日月曜日
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