ミスター世界選のトム・スクインジ(Toms Skujiņš)
先日の世界選は5位。昨年は4位。一昨年は8位。
「70kgオーバーの部があったら僕が優勝だ」とインタビューで語っていた。
ラトビア出身で若い時はアメリカのデベロップメントチームで走っていた。私がアメリカに居た当時はチームの拠点近くにホームステイしながら活動していた。
ツアー・オブ・カリフォリニアでステージ優勝したことで注目を浴びプロ入りを果たした。
プロには2種類居ると思って良い。エヴェネプールやマチューのように若い時から大切に育て上げられた選手。一方でスクインジのように活動の場を求めてアメリカまで流れ着き、星を掴むように難しいプロの座を自らの手で掴み取るような「叩き上げ」の選手。
前者は比較的早い時期に引退する傾向がある。早咲きで稼ぎきる印象で、引退後は別の世界に行く選手が多いように思う。
後者は選手生命が長い傾向がある。苦労時代が長い分、コアなファンがつきやすく、ファンとの距離が近いのも特長。引退後も自転車に乗ってグラベルレースを楽しんだりするのも後者が多いと思う。
ダイヤモンドのような輝きを放つ天才選手も素晴らしいけど、叩き上げで長く活躍する選手も私は好きだ。
スクインジも34才。この先どれぐらいプロで活動するかは分からないが、密かに応援している。
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日本ではスクインシュと表記されているけど、自分の中ではスクインジかな。ATOCの勝利者インタビューで「名前はどう読むの?スクジンス?」と聞かれて「スクインジですねん」と言っていたのが記憶に残っているから。
あんまりフリガナ選手権に参加するつもりはないけど、スクインジはスクインジかな。
Peaks Coaching Group Japan
中田尚志
ピークス・コーチング・グループではパワーデータを元にしたコーチングを行っています。
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