PEAKS COACHING GROUP(PCG)公認コーチの唐見実世子(カラミ ミヨコ)です。
現在、Peaks所属コーチとして、「ミネルヴァあさひ」の活動に関わっています。

ミネルヴァあさひは、1980年代に活動していたレーシングチーム「ミネルヴァ」をルーツに持ち、一度活動を休止した後、2020年に株式会社あさひの社員有志によって再結成されたチームです。
現在は、全国の店舗で働くスタッフによって構成される、実業団の中でも珍しいチームとして活動しています。
彼らとの関わりは、私が株式会社あさひに在籍していた頃に遡ります。
レース活動のサポートという形で関わる中で、選手たちの成長を間近で見てきました。
そして現在は、オンラインコーチという立場からその成長に関わっています。
一社員として在籍していた頃とはまったく違う景色の中で、日々新たな発見があります。


ミネルヴァあさひは、JBCF、JET(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟、Jエリートツアー)において、2023年からチーム総合3連覇を達成しています。
結果だけを見ればシンプルですが、その裏には、選手一人ひとりの積み重ねと役割理解があり、チームとしての強さが少しずつ形になってきていると感じています。

ミネルヴァあさひは、株式会社あさひの従業員で構成されたチームでもあります。
選手たちは全国にあるサイクルベースあさひで働いており、それぞれ生活の拠点も異なります。
そのため、日常的に顔を合わせてトレーニングを行う環境ではなく、主にレース会場で合流する形になります。
それでもチームとして機能している背景には、「会社の看板を背負って走っている」という意識の強さがあります。

同じ環境で働き、同じ名前を背負ってレースに臨む。
そうした共通点が、自然と仲間意識を生み、レースの中での判断や動きにもつながっていると感じています。
一見すると不利に思える環境かもしれませんが、主戦場としているエリートツアーでは、チームプレーだけでなく個々の実力が結果に直結する場面も多くあります。
現時点では、いわゆるチームプレーを完成された形で発揮できているとは言えません。
それでも試行錯誤を重ねる中で、レースの中で互いを意識し、少しでも連携しようとする姿勢は確実に見られます。

ミネルヴァあさひの強さは、個の力と、限られた時間の中で築かれる連携のバランスにあると感じています。
レースでは、それぞれの選手が自分の役割を理解し、状況に応じて判断しながら走っています。
その一つひとつの選択が結果につながり、チームとしての力を生み出しています。そして、きっとこのチーム力は普段の仕事の上でも発揮されているのだと思います。
現在は男子選手のみで活動していますが、女子選手の加入も歓迎しています。
これからどんな選手が加わり、どんなチームへと成長していくのか。
その変化も含めて、ミネルヴァあさひというチームのこれからを、引き続き発信していきたいと思います。


