[トレーニング] 回復を確認する方法 2分MAX!



 
GWの疲れを抜いて「週末はハードにトレーニングしよう」と計画している方も多いと思います。
 
TSBをベースに疲労回復に努めて来たら、次は”本当に回復しているのか?”を見る時期に来ます。
 
休養明けはTSBポジティブで「そろそろモガいても大丈夫かな?」と感じても今ひとつ調子が掴みきれないことも多いと思います。
 
そんな時は2分全開走がおすすめです。
 
(1)どうして2分なの?
2分は疲労していると高いパワーが出ません。
 
パワーの概ね30%を無酸素から70%を有酸素から出します。
この比率が疲労からの回復具合を見るのに丁度いいのです。
 
疲労回復度合いを測るのに2分走が適している理由
・充分フレッシュでないと高いパワーは出ない。
・5分走や20分走ほど精神的・肉体的なダメージを負わずに気軽に測れる。
・回復が不充分な状態で行ってしまっても疲労の上乗せにならない。
評価に丁度いいバランスが2分なわけです。
 
やり方は簡単
トレーニングの途中で丁度いい坂を見つけて2分全開!  
 
(2)パワーの評価
感覚とMMP / PDに対して何%出るかで評価します。
 
90%以下…まだ疲れています!引き続き回復に努めFTP以上に上げるようなトレーニングは控えましょう。
例: Max400W出せるライダーが360W以下だった→要回復
 
94%前後… 概ね回復しています。
例: Max400W出せるライダーが376W
ほぼ回復。感覚と併せて判断しましょう。
 
96%を超える…完全回復しています。週末はまたハードにトレーニングしましょう!
例: 384W以上。 回復はOK!
 
 
(3)感覚の重要性
上記の%と併せて感覚も大切です。
「スッキリもがけた」「かかりが良かった」などの感覚も重要視しましょう。
 
良い感覚があると回復は進むことが多く、良いパワーが出ても感覚がイマイチな時は引き続き注意が必要な場合が多いです。
 
 
(4)パワーと感覚を合わせる意味
人間の感覚は正確な時と全くアテにならない時があります。ハードトレーニングの後は感覚が狂っていることが多いです。
パワーメーターと感覚の両方で診断することで、より正確に次のトレーニングを組み立てることが出来ます。
 
中田尚志 
 
堀進也コーチ、山本朋貴コーチがクライアントを募集中です。
ご興味のある方は takashi★peakscoachinggroup.comまでご連絡下さい。
 
堀進也コーチ
理学療法士として病院に勤務するトレーナー。
名古屋地区で怪我のリハビリからパワートレーニングまで広く自転車に携わる
 
山本朋貴コーチ
ITベンチャー企業で激務をこなす中でパワーメーターを駆使して効率的にトレーニングを行い2011-2012年MTB全日本選手権マスタークラスを2連覇
ストラーダバイシクルズ に勤務。ロード、MTB、CXさらにはトライアスロンと、すべての種類のバイクに精通している。
 
 
 
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